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【教育係の先輩へ】新入社員教育で絶対にやってはいけない事

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新社員教育と言えばいわゆる人事による集合研修などを想像すると思いますが

今回は配属後のいわゆる「OJT」(配属先での実地教育)について考えていきます。

おそらく配属後の教育係になるのは年次が少し上の若手社員が任命されることが多いようです。

え?今回初めての教育係デビューですか?

ハードルを上げる気はありませんが自分が新入社員だった頃を思い出してみてください。

新入社員で最初についてくれた教育係の先輩っていまだに覚えていませんか?

そしてその先輩のことを何年経っても覚えてるはずです。

いわゆる新入社員にとっての社員像とはOJTの教育係が基準になるといっても過言ではありません。

今回は新入社員教育をするにあたりこれだけはしてはいけないという事を上げていきます。

今からあげていくものはついやってしまいがちなのです。

逆に言うとこの点さえ気を付ければ多少教え方がぶっきらぼうでも大丈夫です。



教育係はこんな態度を取ってはいけない

「よーっしゃ!社会の厳しさを教えてやる」なんて意気込む

社会の荒波

これは教育係として絶対にもってはいけないメンタルです。

なぜあなたが社会の代表として厳しさを教えなければいけないのでしょうか?

貴方は社会のすべてを経験しているのですか?

そうでなくても新入社員はは社会の厳しさをこれから嫌というほど体験していくのです。

今は「会社生活の楽しさを伝えてあげる」姿勢で教育にあたりましょう。

教育係という立場を利用して社会の厳しさ→自分が新入社員をマウントして上に立ちたい精神が見え見えです。

言われた新入社員自身も嫌な気持ちになりあなたの印象が悪くなるばかりで何の得にもなりません。

主観バリバリの人物評を吹き込む

「〇〇か…あいつはさ~仕事出来ないぞ~」
「○○課長って保身に必死だから頼りにならないぜ~」
これつい言いたくなってしまうのはわかります。
中には親しさから冗談で批評してしまうこともあるでしょうが新入社員は言葉通りに受け取ります。

いまこの段階ではあなたの主観バリバリで新入社員にその人の人物評をしてはいけません。

新入社員は学生とは違い職場の人間を選べません、社会人としてこの先付き合わざろうえないのです。

そんな環境に身をおいて不安な時期にそんなことを言われたら新入社員は構えてしまいます。

吹き込まれた噂の当人の方もたまったもんではありません。

教育係の職権乱用です。

過剰におだてる

ほめて育てるというのであれば聞こえがいいですが新入社員への変なおだては逆にあおりに聞こえてしまいます。

例えばこういう言い方です

「おっ!さすが○○さん、やっぱり○○大学出身は違うねえ」
「さすがイケメンは何をやっても出来るねえ」

一歩間違うとハラスメント案件にもなります

ほめているように見えますが、逆にプレッシャーになってしまう場合もあります。

ほめるのであれば行動をほめましょう

「理解が早いね」や「その意見は非常に的確だね」などです。

それさっき言ったよね?何度も言わせないでくれる?

新入社員は聞いてなんぼです。

新人ですから覚える事がたくさんあります。

覚える事が多いのにも関わらず緊張していることもあり普段より理解が遅くなる事もあるでしょう。

教わったことが理解できずに頭でなんだろう?と考えているうちに説明が次へいって聞き逃してしまったってこともありますね。

新入社員のうちにわからないことはどんどん聞いてもらわないとあとで困るのは先輩も含め皆です。

「何回も聞いたら怒られるかな?」と真面目な人ほど遠慮するものです。

なのに「それさっき言ったよね?」なんて言われたらもう2度と聞けないと萎縮してしまいます。

もしふざけて騒いで聞いてないのなら別ですが、それ以外はこんなセリフは言わず丁寧に何度でも説明しましょう。

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新入社員教育で心掛けること

あなただけに責任があるわけではないと思おう

教育係をまかされたあなた、職位上の部下であっても新入社員は会社全体で見守っていくべき存在です。

実務の教育はすべきですが、自分が会社を代表して教えているという位の気持ちでやりましょう。

私が一人前にしなければというような肩に力を入れた状態ではどうしても必死な感じが出てギスギスしてしまいます。

その方があまり力が入らず見守ることが出来るはずです。

多少スキを見せて安心させよう

安心して

新入社員は緊張しています。

慣れるまではその場にいるだけでも疲れますし中には先輩のちょっとした動きにも敏感に反応します。

まだ力の抜き方がよくわからないからです。

なのであなた自身が方に力が入っていると、新入社員はもっと肩に力が入ってしまいます。

先輩が力を入れてくれているのに、だらけたらいけないと益々しんどくなってきます。

なのでたまには力を抜いてスキを見せてあげましょう。

例えばお昼を食べたあとの教育なら

「あー 食べ過ぎすぎた。。。ちょっと眠いね~」
「月曜日はなかなか力入らないね。しんどいけど頑張ろう!」

というような感じで自分から力を抜いて新入社員をリラックスさせてあげましょう。

「あ、先輩でもやっぱりそう思うんだ、良かった」と思ってもらえれば新入社員も楽になります。

ただあまり落としすぎるのはやめましょう

「あーあ、かったるくてやってられないわ、帰りてー」

ここまで言う必要はありません。

自分からプライベートの話もしよう

趣味などの話であれば業務の合間や食事の際にでも積極的にしましょう。

仕事の話一辺倒では新入社員の方も疲れるでしょうね。

新入社員に聞きづらかったら自分から話してしまうのも手です。

共通の言葉があれば新入社員との距離がぐっと近づきます。

叱るときはYes-butで

叱るときには、これは新入社員に限ったことではありませんが、その人自身を攻撃してはだめです

その人の行為に関して叱ってください。

例えば書類の間違えを指摘するとします。

人自身を攻撃する→「確認しないとかお前本当にダメな奴だな」
・行為に関して叱る→「最後にちゃんと確認をしなければダメだよ」

更に言うとYes-But(イエスバット)法で叱るといいです。

「この文章はよくできているね(Yes)ただせっかくいいアイデアなのに確認不足で間違うとは非常にもったいない(But)」

この方法で新入社員の自発的な反省を促すようにすると効果的です。

教育係がこんなに甘やかしていいの?

ここまで読んで中にはここまで甘やかして気を使ってあげないといけないの?と思われた方もいるでしょう。

いいんです!

新入社員のうちはまず社会や会社に慣れる事だけで結構なエネルギーを使っているのです。

この先お客様や自分自身で社会の厳しさを嫌というほど知ることになるのです。

厳しさを知るときはせめて新入社員が会社にいる事に慣れてからにしてあげましょう。



人や社風が合わないというケースから始まる負の連鎖

入社してすぐやめてしまうという新入社員の理由として

「条件や待遇が聞いていたのと違う」
「人や社風が合わない」

という理由が非常に多いです。

会社自体には実体はなく「会社」という組織を作って、皆が一つの場所に集まり(または自宅で)同じ1つの目的に向かって仕事をすることで成り立っているのです。

「会社」という物体は無い以上いわゆる「人」というものが会社を構成する1番の要素となるわけです。

だから会社内で「人」の感情の触れにかかわる「社風」というのは非常に重要です。

なので人と社風が良ければ、かなりの会社への不満は解消できるはずです。

この会社で皆に認めてもらい共感できる仲間と1つの方向に向かって仕事をしている事が一番の充足感ではないでしょうか?

逆に言えばこの「人」が安定しないと、万事すべてが嫌になってしまうという事です。

新入社員への愛が社風を作る

頑張ろう!

それだけに新入社員には会社全体で最初に全力でこの会社で頑張っていけそうだと思ってもらえるよう教育しましょう。

こうしていけば今度は新入社員が先輩になったときに同じように後輩に教育していくのです。

その積み重ねが社風を作り、社員が認められた環境で最大限の力を発揮するのです。

今回教育係に任命されたあなたも新入社員同様に期待されて任命されているのです。

一生に一度の「新入社員」というカードを切って入ってきてくれた皆に先輩として愛情を注ぎましょう。

きっと自分自身への成長にもつながるはずです。

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