多くの若手社員が抱える悩み
それは「自分は仕事ができないのではないか?」という不安です。
例えば、同僚のミスをカバーしようとした結果自分もミスをしてしまったとします。
「あいつのせいで俺までミスした」
「彼のミスをフォローするために、もっと慎重にすべきだった」
あなたはどちらの考えに近いですか?
おそらく、後者の「自責思考」が多いのではないでしょうか。
しかし、実は前者の「他責思考」の人こそが、仕事ができないと悩むべきじゃないですか?
他責思考とは?
「他責思考」とは、何か問題が起きたときに、自分以外の誰かや何かのせいにする思考のことです。
例えば、クレームを受けた際に、
「納期が短すぎた」
「商品の質が悪かった」
「配送が遅れた」
など、自分のミスを棚に上げて他の要因を挙げる人がいます。
「俺悪く無いし…」という口癖のある人です
たしかにすべて自分が責任を感じる必要はありませんが、程度というものがあります
このような人は、反省することなく同じミスを繰り返す傾向にあります。
自責思考とは?
一方、「自責思考」とは、自分に何か落ち度がなかったかを真っ先に考える思考のことです。
クレームを受けた際に、
「自分の対応に問題はなかったか?」
「伝え方に誤解を招く部分はなかったか?」
と自らを振り返り、改善点を見つけ出します。
もっと出来る事があったんじゃないか??と悩んでしまう人ですがこれも程度があります
自責思考の人は、自己反省を通じて成長しやすく周囲からの信頼も得やすいです。
自責思考の落とし穴
ただし、自責思考にも注意が必要です。
例えば、商談に遅刻しそうになったとき、
「もっと早く出ればよかった」
「電車が止まることを予測できなかったのか?」
と自分を責め続けることがあります。
しかし、これは自分でどうしようもない部分も含まれており、過度な自責は心身に負担をかける可能性があります。
他責と自責のバランスを取る
自責思考は成長に繋がりますが、行き過ぎると自分を追い詰めてしまいます。
自分でコントロールできる範囲と、できない範囲を明確にし、できない部分については割り切ることも大切です。
例えば、
「アポイントには30分前に到着するように出発する」
「資料は必要枚数を準備し、試算も確認する」
など、自分の責任範囲を明確にし、それ以上は無理に自分を責めないようにしましょう。
あなたは完璧ではない
自責思考が強い人は自分を責めすぎてしまうことがあります。
しかし、すべてを完璧にこなすことは不可能です。
自分を責めても仕方がない部分も多いことを理解し、適切な自己評価を心がけましょう。
あなたが失敗した事を他の人が完璧に出来たのでしょうか??
それは誰にも分らないのです。
まとめ
自責思考の人は、自己反省を通じて成長しやすいです。
過度な自責は避け、できる範囲での改善を心がけましょう。
もし、どうしても仕事ができないと悩んでしまったら、それは職場環境や仕事の内容が自分に合っていない可能性もあります。
他責思考の人がのうのうと仕事をしているように見えても、焦らず自分のペースで成長していきましょう。

