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分析力

気が利かないと言われる人が身に着けておく考え方とは何か?

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「もっと気を利かせてさ~」

上司が事あるごとに言う部下への言葉です。

社会人であれば一度くらいはこんな風に言われてカチンときたことはあるのではないでしょうか?

「気が利く」なんと上司にとって便利な言葉なのでしょうか…

 

じゃあこの気が利くとやらの能力はどうやったら身に付くのと思った方

今回はこの「気が利く」というにはどうすべきが考えていきましょう

これは先を読む力が大きい要素になってきます。

先を読むのに大事な力、それは「洞察(どうさつ)力」です。

今回はこの洞察力とは何か?ということと身に着けるとどのようなメリットがあるか見ていきましょう。



気が利く仕事に必要な洞察力とは何か?

今回は洞察力が無くて気が利かない人認定をうけてしまったやちだくんと話をすすめよう。

おっ、やちだくん!毎日大変そうだね。

また何かやらかしたの?

 

やちだ
ええ、今日のイベント一生懸命準備していたのに台風で中止って言われちゃって…
昨日夜中まで準備していたのにひどい…あんまりだ。
 

あらら、台風だからしょうがないよね。

でも台風が来るのであれば中止になりそうだとかある程度予測は付かなかったのかな?

 

やちだ
はい、まったくその辺の予想がついてなくて…お恥ずかしい限りです。

 

いやいや、ちょっとはそこは察する能力がないとね。

その辺はもう少し気を利かせられなかったのかな…

これは今回紹介する「洞察力」を発揮できれば今回のようなことは防げたかもしれないね。

「洞察力」とは

「物事を観察して、その本質や、奥底にあるものを見抜くこと 見通すこと」

(大辞泉 小学館刊)より

いやすごい能力だよね。 

いわゆるなんでも見抜いてしまうというほど勘が鋭い人ってことだね。

そりゃ気も利くようになるよね。

洞察力が発揮できないと、以下の様な事が起こりがちだよ。

おそらくこんなことが起こった時に上司に「気が利かない」って言われるんじゃないかな…

行き当たりばったりの対応になってしまった

物事の先読みが出来ない、やちだくんの台風の話じゃないけど、イベントがあるのであれば大体天気は気になるもの。

だけど見えてないと目の前の準備をしなければいけないという事に夢中になってしまう

足元ばかりを見て歩いているようなもので周りが見えていないからいざという時にのアクションが遅れてしまう。

常に何かに追われているようになるんだ。

また、他のイベントはどうなっているんだろうと洞察する事が出来ていれば「もし雨だったらどうするのかな?」と

そうであればその場合の準備判断も予測出来ていたわけだ。

 

やちだ
昔から指示を受けたらその指示を達成する事にしか気が行かなくて。
おっしゃるとおり落ち着いて周りが見えなくなってしまうタイプかもしれません。

人に対する配慮がない

例えば足元ばかり見て歩いていれば進路に人がいても人にぶつかりまくるよね?

同じ様に自分の事で目一杯で周りの事が見えなくなると

例えばやちだくんの今回のイベントについても、よく周りを見回すことが出来ていれば後輩が天気を気にするようなそぶり(ネットで天気予報を見る)などをしていたかもしれない。

でも自分の事で目一杯で周りが見えずそんな後輩の行動も見えてなかったのかもしれないよ。

普段から人や後輩を見ていればあらかじめこの後輩への配慮と天気の事を気にすることが出来たかもしれない。

 

やちだ
すいません、確かに後輩が天気予報を気にしていたのはわかったんですが
なぜ見ているのかまで夢中でわかりませんでした。

仕事が終わらない

洞察力がないと、周りが見えない、予測できないことで起こるトラブル対処で終わってしまう。

仕事ってトラブル対処ってもともとやらなくてもいい仕事なことが多いからどうしても本来の仕事が終わらなくなる。

もし洞察力があれば事前に察する事が出来て事前に防げたかちょっとの事前確認で終わったかもしれない。

つまり対処の時間なんていらなくて本来の仕事が出来るはずなんだ。

1日の仕事の半分以上がやり直し作業だったり何回も起こるような物事の対処であれば、洞察力が全く発揮できていないことが原因だ。

 

やちだ
私の仕事ぶりをまさに見ているかのような的確な「洞察力」ですね…



洞察力を身に着けて「気が利く社会人」になろう

さあ、洞察力の効果と肝心な身につける方法を教えるよ。

洞察力が発揮できるようになると仕事がぐんと楽になるよ。

 

やちこ
よーしちゃんと勉強して帰るぞ!

 

物事の先回りができるようになる

じゃあ、例題から洞察力の発揮とはどういうことか考えていこう。

普段の業務で「つながってること」ってあるよね?

予測をする人形
仕事というものは常に色々な事象と絡まっている

 

例えば朝出勤前にニュースで取引先の中国の工場が台風で稼働停止というニュースを見たとする。

営業マンのやちだくんならどう思うかな?

やちぞう
うーん。。大変だなって思いますね。取引先の担当者がかわいそうだなって

いやいやいや、本当にそれだけなのかな?

この情報だけで洞察力を発揮してみよう。

取引先の商品でこの工場で作っているものは無いのか?

・この商品の入荷が遅れだす可能性はないのか?

・この商品をすでに購入して未納のお客様はいないのか?

 

出勤したら、最低この位は確認して対処しておくべきだよ。

予測がつけば、先にこの商品をあらかじ多めに発注しておくことが出来るかもしれない。

また、先だって注文済みのお客様に代替品などを進めておくこともできるかもしれないね。

商品が未入荷と決まってから慌てて対処しても品切れかもしれないよ。

物事を先回りできるようになれば、仕事がぐんと楽になるよ。

普段から、物事に対して色々推測する癖をつけることが大事だよ。

特に自分に関係や関心があるワードが出たら必ず推測するんだ。

気遣い上手になれる

仕事の予測もそうなんだけど、洞察力を発揮するという事は周りの人の様子もよく見る事ができるんだ。

例えば部下や後輩が今日はなんか浮かない顔をしているな…とか

そんな部下や後輩に後輩にどうしたの?などと一声をかけたりできるね。

もしそこで体調が悪いと我慢している真面目な部下や後輩は聞いてもらえてありがたいと思っているかもしれない

我慢したらもっと体調が悪化したかもしれないしね。

1時間に一回は部署を見回してみたり、一周してみたりして皆が何をしているか、どんな顔をしているのか、積極的に観察してみよう。

 

やちぞう
はい、いつも自分の仕事ばかりを優先していました。
周りをちゃんと見なければいけませんね。

まあ、これはわかるよね、先の事が読めるようになれば事前に対処ができるようになるよね。

そうすれば仕事が早く終わるようになる。

色々な事に関心を持つことが大事だよ。

特に忙しくなるほど周りが見えなくなると自覚している人は、忙しい時に自分の手やPCの画面ばかりを凝視していないかな? 

あえて顔を上げて周りを見てみよう。



まとめ

この力があると仕事がスムーズにいくだけではなく、コミュニケーションもうまくいくようになる。

もちろん「気が利く」社員にもなってるはずだしね。

更に創造力を組み合わせて発揮すると最強だね。

今はネットが普及して、ニュースもネットニュースで済ます人が多いね。

でもネットニュースは自分の関心のあるニュースしか見ない事が多いからどうしても情報が偏ってしまう弊害もあるね。

そうすると自分の関心がない事に関して気が回らなくなることが多くなるよ。

洞察力も、関心がない人にはさっぱり見えなくなるんだ。だからたまにはテレビのニュースで興味の無い事をあえて見てみることも大事だね。

普段見ない本などを買ってみるとかね。

やちだ
そうですね。色々視野を広げないといけませんね。
あえてちょっと違うことをしてみます。

そうだね、視野を広げる事も洞察力や創造力を鍛えるのにいい材料になるよ。

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