仕事を頑張ってると自覚しているあなたならきっとこう思ったことがあるはず。
「あいつの評価はおかしい…絶対俺の方が評価が良いはずだ!」
仕事に打ち込んでいる人からこそ思ってしまいますね。
そもそも「人事評価って何を基準に決めているのだろう…?」
評価って何なのでしょう??
目標に対する評価や行動評価など色々な評価制度があるのでしょうが、それでもなんか腑に落ちない…
本当にそうなんだろうか?? 疑い出すとキリがありません。
今回は人事評価とは実際のところいったいどのような基準で決まるのか考えてみましょう。
人事考課に「完全なる公平」はありません、これは断言しても良いです。
なぜなら人が人を評価する以上どうしても感情が入るからです。
ですから会社とは評価制度が公平になるように様々な視点を入れますが、完全に公平になることはあきらめておいた方が楽だと思っておきましょう。
人事評価とはいったい何なのか?
となっています、つまり出世やお給料に大きく反映・影響されるということですよね。
この評価があるからこそ昇給したり昇格したり会社内での責任に伴う決裁権が増えたりします。
また評価という事は自分が認められているということですから、仕事に対するモチベーションも大いに上がる事でしょう。
せっかく仕事をするからには、いい評価をされたいものですが皆さんの会社はどんな評価制度になっていますか?
頑張りと人事評価は関連するのか?~人事評価とは?
どの会社も公平公正になるように表向きは勤めているはずですが、実際は会社は「人」で成り立っています。
目標に対しての評価、目標に達するまでの行動に対する評価、上司部下のあらゆる面から評価、態度や取り組み方による評価など
出来るだけ公平になるように評価を付けていきます、が、
ただ、最後に評価を下すのは「人」です、人が人を評価するのです。
評価はほとんどの場合は上司が1次評価、そのまた上長が2次評価をするのが一般的です。
ここで2タイプの部下の例を見ながら考えていきましょう。
上司から指示された仕事はそつなくこなしますが職場では孤高の存在。
他社とのプロジェクトもそのドライさとストイックさを発揮し完璧にやり遂げました。
ただ、上司から指示された仕事を時々忘れて上司に冗談交じりに注意されています。
また、部署の周りの皆をよくサポートしムードメーカー的な役割を演じています。
さあ、1次評価の上司はどちらに良い評価を付けるでしょうか?
貴方が上司だったらどちらに良い評価を付けますか?
会社に利益をもたらしているのはAさんですね、当然Aさんですかね。
Bさんは何も結果を残していないし仕事は忘れるし何もできてないじゃないですか…
たしかにそうです。
一般論としての評価であればAさんに良い評価がつくでしょう。
目標に対する評価であれば実績を出したAさんにいい評価があがるのは当然です。
ただ、長い目で見るとおそらくBさんの方が同等もしくは良い評価がつく可能性が大いにあります。
はあ?ですよね。
単なるお調子者のBさんの評価が良い?
なぜに?
なぜならBさんは組織として必要な存在だからです。
そして上司にとっても業務を円滑にまたコミュニケーションもうまく取れる存在として非常に評価されるのです。
自分だけが仕事のパフォーマンスを上げていればいいというものではありません。
彼の成績は優れなくても部署のムードメーカーとして皆をサポートしているかもしれません。
また職場の雰囲気を良くすることで皆のパフォーマンスを発揮させやすくしている可能性もあります
であれば組織にとって欠かせない存在です。
Bさんが会社に貢献しているという意味では決してAさんに引けをとらないのです。
そして上司とうまく連携をとれているのも大きなポイントです。
もしAさんが成績を残せないような事があればAさんの評価は一気に悪くなりますがBさんは安定的にいい評価を得られるでしょう。
サラリーマンは会社を救うような成績を残しているくらいでなければ成績だけで孤高の存在に良い評価を付ける事はありません。
良い評価を付けられたとしても、かなり不安定な評価です。
実は組織を円滑にして皆のパフォーマンスを引き出せる社員というのは組織内では非常に評価されます。
そして管理職になるのであれば組織で動きますので、個人のパフォーマンスの比重は下がっていくのです。
組織の中としての人材という視点を考えてみましょう。
評価を上げるにはどうすれば?
そっか…上司とうまくいってない…
自分の成績が評価のすべてだと思っていた…
ガッカリすることはありません…
もちろんそれがすべてではありませんよ。
上司とコミュニケーションをとる
でも上司に媚びるのは嫌だ! 成績がなんぼ!と思っている方はすこしづつ上司に近づく努力をするか
皆さんは上司に気にいられていると思いますか?まあ媚びたくはないでしょうが、気に入られている方が仕事がスムーズに進みやりやすくなります。まあ認められていると思うけど… という感じの方が多いのではないでしょうか?中に[…]
あなたは上司順序立てて報告や説明をしたつもりなのに…「ちょっと意味が分からないんだけど…」「で、何をすればいいの?」と言われたことはありますか?上司に勇気をもって質問したのにそんな言い方しなくても…とショックを受ける事も[…]
を参照してすこしづつ上司に近づいていきましょう
無理だよ…というあなた
大きい会社であれば上司は異動次第では変わります!それを待つしかありません。
上司が変わらないような職場であれば仕方がありません、上記の事を参考に実践してもらうか周りを味方につけましょう。
周りを味方に付ける
上司とのそりがどうしても合わない場合は周りを味方につけましょう。
また、そりが合わない上司は大抵ほかにもそりが合わない部下がいますので味方につけましょう。
そして自分の成績も大事ですが、皆のサポートの割合も増やしましょう。
そうすると何かあった時に周りが助けてくれます。
そして上司があからさまにひどい評価を付けられません。
人事評価は同僚があなたをどう思っているのか聞く会社も多いですので、ぜひ皆と良い関係を築いてください。
会社は結局人の集まり(チーム)である
評価というのは人が人にするものです。
目標に対しての達成率も大事ですが、あくまでもベースは上司の評価(態度評価)とチーム内の役割です。
すこしでも評価を上げておきたいのであれば
・まわりの同僚後輩を味方につけ、働きやすい環境づくりに努める
是非この2点を心がけてくださいね。
「もっと気を利かせてさ~」上司が事あるごとに言う部下への言葉です。社会人であれば一度くらいはこんな風に言われてカチンときたことはあるのではないでしょうか?「気が利く」なんと上司にとって便利な言葉なのでしょうか…&[…]
あなたはサラリーマンたるもの中身と実力で勝負だぜ!と考えて、日々実践されている事でしょう。そしてその実力を発揮されていることと思います。ただ、いくらデキるとは言え、初めて会う方にはなかなかあなたのその「中身」と「実力」が伝わ[…]