あなたの職場や部署の雰囲気はどうですか?
なんかピリピリして不機嫌でいるのもしんどいなって思う時ありませんか?
そんな場を明るくしてくれるムードメーカーみたいな人がいたらな…
このご時世業務効率化や在宅勤務者の増加で職場出勤者の雰囲気の悪化が目立っています。
というわけで職場のムードメーカーというのが今非常に重宝されています
ムードメーカーなんてただのお調子者じゃん! と眉をしかめたあなた
まあまあそんなに怒らないでください。
ムードメーカーといってもここで言っているのは、ただのお調子者ではありません。
ムードメーカーとは何者か?
なぜこのご時世ムードメーカーが貴重なのか?
それは組織を円滑にし「場を作り出し」皆のパフォーマンスを上げる行動をするからです。
今回はなぜムードメーカーが必要なのかとムードメーカーになる方法を考えていきましょう。
会社は実力だけの人必要としておらず組織の活性化が出来る人を重宝し必要としています。
是非目指してみましょう。
不機嫌化する職場に必要な存在
冒頭で実力を完全否定するような事を言いましたが、当然実力も大事です。
会社は営利団体ですから実力の無い社員を大勢雇っていては会社は成り立ちません。
とはいえ組織ですから実力があろうともあくまでも会社はチームなのです
チームとしての役割が出来なければ山の奥で壺を焼くような仕事をした方がいいです。
で、以外といない人材がこの「ムードメーカー」と呼ばれる役割の人です。
なぜ今ムードメーカーが必要なのでしょうか?
職場の「不機嫌化」が進んでいる。
・職場の雰囲気の悪さは退職理由にも充分なりえるほど
社員のパフォーマンスに影響する。
・人間は環境感情で動く要素が大きく、これが満たされていれば
安心して業務に邁進する
ただ皆シンプルにご機嫌に仕事ができれば一番良いのです。
心理的安全性の中で皆と一緒の理念に沿って目標を達成している一体感(くさいですが)が欲しいのです。
特に小売業などの接客業では、職場の雰囲気が悪いというのはお客様への態度に直結し接客クレームが増加します。
誰も従業員がピリついている店なんか行きたくないでしょう。
そんなムードメーカーになれる方法について見ていきましょう。
私面白い事が言えるわけでもないしお調子者じゃないし…そう思っている方でも大丈夫です。
どんな人がムードメーカーになれるのか?
よい組織ムードメーカーになるためには以下の要素が必要です。
もちろんすべてあれば周りの皆が皆ご機嫌に仕事が出来るはずですが全部が必要ではありません。
ムードメーカーの要素を上げてみましょう。
とにかく明るい
まあムードメーカーと言えば明るくてお調子者でノリがいい、まさにこれに尽きると思っている人もいるでしょう。
安心してください!という芸人さんもいましたね。
そう明るい人がいるとなんとなく安心しますよね。(意味が違うか…)
でも忙しい時にただただ明るいだけの人がいたらうぜ~ ってなりませんか?
そうです、ただ明るいだけの人はその場の空気を読めません、皆が忙しい時にねえねえ頑張ろうぜ~!
ねえねえ、頑張ろうよ!よーし!やる気出てきたあああ!!
そんな人引きません?
そうなんです、ムードメーカーにとって明るさだけではだめなのです。
むしろ逆効果にしかなりません。
なぜなら、ムードメーカーは理解されることが必要だからです。
ただ明るい事により、皆がホッとできる「場」を作ります。
聞き上手
ムードメーカーはとても聞き上手です。
どんなに忙しくても、テンションを変えず皆の事について常に気を配っています。
で、困っている所に大丈夫?とさらっと気にかけてきてくれるのです。
いくらムードメーカーでも、能天気な発言はせず真摯に悩み事を聞くだけ、変なマウントもしません。
基本的に共感をし、意見を求められた時だけ気持ちに配慮しながら意見をします。
これを繰り返すと何かがあれば、皆が相談してくれるようになります。
皆が話しやすい「場」を作ります。
ふり上手
ふり上手って、何でしょうか?
テレビのバラエティ番組の司会者のように適切に人に質問や話の場を与えられる人です。
組織の中でそれは前へと出たがる人もいますし話したがる人もいるでしょう。
一方自分の意見を持っていても、恥ずかしかったり雰囲気が悪い中で口にできなかったりとか自分の意見を言うのをためらう人もいるわけです
そんな人の雰囲気を読み取って話を引き出してあげるのがふり上手です。
話せなかった人は言えたことが嬉しいですし、皆が合意形成する場においては非常に健全な会話になります。
ムードメーカーは、話の「場」を提供します。
自分の失敗を話せる
ピリッとした場では「出来なかった」と言いづらいですし、人間だから仕事が乗らない日もあります。
ムードメーカーは皆を見ていて率先して自分の失敗を話したり、正直に自分のその日のテンションを皆に言いまくっていたりします。
それを見て、自分も言いやすい雰囲気を作ることができます。
もちろん「あ~あ、やる気がない!」とか「やってられねー」という事を会社で大声で言う事はしませんが
皆が自然体でいられる「場」を作ることは非常に大事です。
見返りを求めない
ビジネスは持ちつ持たれつの場です。
当然返報性の法則という言葉があるように、何かをしてもらえれば何かをしなければいけないと思う事はあります。
ただ、変に恩を売ってくる人はいませんか?
小奴に何かをすると後で高くつきそうだ!という類の人です。
意地でもあいつには頼まない、後で何を言われるかわからん!という気の抜けない人だらけでは雰囲気は悪くなるばかりです。
ムードメーカーは、そんな見返りを求めるような事はありません。
純粋に皆の事を見ていて、見返りを求めず色々助けを出してくれます。
皆安心して助けを求められる「場」を作ります。
1つ圧倒的な成果を出す
ここまでだけでは明るいお人よしみたいな感じになっていますが、これならまあ出来そうだな…と思った方もいるかと思います。
実はムードメーカーが各企業で求められていると書いたのは、次のこの部分が出来るかどうかで皆の信用度が変わるからです。
何か1つでも業務で誰にも負けない仕事もしくは分野を作りましょう。
実力が無くても出来るって言ったじゃん…と思った方、仕事の成績以外でもなんでもいいのです。
PC操作とか極端に言えば社内行事のカラオケでも社内で〇〇といえば~と代名詞のようなものを作りましょう。
これが無いと仕事が出来ない癖に調子よく取り繕っている人に見られてしまいます。
え?これが出来ればムードメーカーを目指さない?
いやいや、成果だけで孤高の存在ではダメですよ。
ドラマでよくいるタイプの有能だけど人を寄せ付けないというタイプですが
あれはドラマでなければ、よほどのことが無い限り本当に人は寄ってきません。
いざとなったら頼られる存在なのにいつもは皆を盛り上げてくれる「場」を提供する存在は組織にとって不可欠です。
上司の聞き役になる
これも出世という点では効果抜群ではあります。
管理職とは孤独なものです、部下に嫌われても会社の方針を浸透させなければいけません。
たとえ会社が非情の判断を下してもそこは心を鬼にしてそれをさせるのが役割です。
その為管理職というなの上司は孤独になりがちで、愚痴の1つも吐きたくなるでしょう が
そこで聞き役になって理解してくれる部下は非常にありがたい存在です。
上司:「俺だってみんなにこんなことを言うのは辛いんだよ…」
あなた:「大変ですよね、わかります。僕は理解しています(ニコっ)」
こんな小芝居ができれば上司はあなたを手放さなくなるでしょう、多少のへっぽこぶりも隠れるほどの評価をもらえるはずです。
ただ、これは気を付けてください。
目立つと「上司の腰巾着」という不名誉な称号をもらえることになります。
こうなると己の得しか考えてないと思われても仕方がありません。
ムードメーカーはここで上司の機嫌をある程度コントロールし、不機嫌な上司を作らない「場」づくりに努めます。
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ムードメーカーとは「場」を作る
そうです、ここまで読めばわかると思いますがムードメーカーとはお調子者ではありません。
皆が快適に働くための「場」を作れる人なのです。
組織は皆のパフォーマンスが十分発揮できるのは「場」の雰囲気が大きな影響を及ぼします。
これはまさしく管理職としては理想の姿です。
有能な管理職はまさにこの「場」をうまく作りながら部署をまとめていきます。
貴方の上司はどうですか?
権威で人を押さえつけているだけの不機嫌な上司であれば、自らムードメーカーになってみてはいかがですか?
もしかしたら上司より人望を集めてしまうかもしれませんね。
将来管理職を目指すならまずは是非組織のいいムードメーカーを目指してください。
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