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仕事がバリバリできなくても「出世する人」の秘密!

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あなたは「出世する人」と聞いて、どんなイメージを抱きますか?
「仕事がデキるスーパーエリート」?
「上司にゴマをするのが得意な世渡り上手」?
確かに、そういったタイプが出世するケースは少なくありません。
しかし、彼らが管理職になった途端、壁にぶつかることも多々あります。
あなたの周りにも、「なぜこの人が管理職に?」と思うような人はいませんか?
もしかしたら、その人はかつてバリバリのプレイヤーだったか、ゴマすりの達人だったのかもしれません。
では、安定して出世できる人とは一体どんな能力を持っているのでしょうか?
それは…
「仕事がそこそこできて、ゴマがそこそこすれる人」
なのです。
この記事では、仕事がバリバリできなくても着実に出世していく人の秘密を解き明かし
あなたが出世街道を歩むための具体的なヒントをお伝えします。



「仕事がバリバリできる人」の落とし穴

チームワーク

仕事がバリバリできる人が出世に近い存在であることは間違いありません。
しかしそれだけで出世してしまうと後々苦しむのはその人自身です。

「名選手、名監督にあらず」の法則

プレイヤーとしては一流でも管理職(マネージャー)になった瞬間に能力を発揮できないケースはよくあります。
なぜなら、管理職に求められるのは「自分だけが頑張る力」ではなく「部下を動かす力」だからです。
自分より仕事ができない部下たちにイライラし感情をぶつけてしまう…そんな人も少なくありません。
出世すればするほど、自分の実力よりも「他人の能力を引き出す力」が重要になるのです。
孤高のエースとしてやってきた人ほど、周囲から「何でもできる」と誤解され、出世後に苦労する傾向があります。

「ゴマすり上手な人」の危うさ

ゴマすりで上司になった人の危うさはなんとなく想像がつくでしょう。
ゴマをすり続けることは、精神的に大きな負担がかかります。
周りからは陰口を叩かれ、上司に生殺与奪の権利を握られているような状態です。
それでも昇給や社内的立場を考えると、管理職の魅力は大きいかもしれません。
しかし、上司に尽くすことはできても、部下の管理ができるかは全く別の話です。
上司に尽くしてきた本人は、部下にも同じことを求めがちですが、それでは部下との良好な関係を築くのは難しいでしょう。

「仕事がデキる」だけでは不十分な理由

「うちの上司は無能だなぁ」と、仲間内で愚痴をこぼした経験はありませんか?
「仕事がデキるから出世する」というイメージはこの上司への愚痴によって、ある意味で破綻します。
その「無能な上司」は、かつてはバリバリ仕事ができて昇格した人かもしれません。
「なんでこれくらいできないんだ」「俺がお前くらいの頃はさ…」といった発言をする上司は、管理職となり自分で動けないもどかしさを部下にぶつけているのかもしれません。
自分で動き方が分かっても他人を動かす能力がなければ、部下時代に優秀だった上司の苦しみは続きます。
逆に、部下時代に仕事で苦労した経験のある人の方が、部下の気持ちに共感できるため適切な指導がしやすく管理職になってから能力を発揮するタイプが多いのです。
管理職に求められるのは仕事の能力そのものよりも仕事を「させる」能力なのです。

本当に出世する人の「仕事術」とは?

では、本当に出世する人の特徴と仕事術とは何でしょうか?
それは、先述した「仕事がバリバリできる力」と「ゴマをする力」のバランスが取れている人です。
一言で言えば「仕事がそこそこできてそこそこ上司のご機嫌を取れる人」
この2つは相反するように見えますが、実は両立が可能です。仕事がバリバリできる人は上司や同僚を見下しがちな傾向があり自信満々の野心家が多いです。
そのため仕事の成果が出ているうちは良いですが少しでも落ち込むと上司に見捨てられがちで味方が少ないのです。

管理職は「名監督」であれ

野球の言葉に「名選手、名監督にあらず」という言葉があります。
会社員に置き換えると部下時代は「プレイヤー」、管理職は「監督」です。
部下がいなければ、自分一人で動けるため、営業成績も自分のことだけを考えていれば良いでしょう。
しかし、管理職に昇進し部下ができた途端その部下は自分ほど仕事ができないことにイライラし自分の価値観や仕事の仕方を押し付けてしまいがちです。
部下は疲弊し、組織全体がギクシャクしてしまいます。上司が優秀すぎるとできない部下へ目線が落とせないのです。
最悪の場合、「自分でやった方が早い」と上司自らが仕事を抱え込み部下が暇になるという事態も発生します。
逆に、仕事ができず苦労した経験のある上司は部下の気持ちに共感できるため、適切な指導がしやすく部下たちがイキイキと働き、組織が円滑に進む傾向があります。

出世を目指すなら「こう動く」!

出世を目指すのであれば、何も突出した仕事をする必要はありません。
必要なのは、会社の方針や目標を部下に達成させる能力です。
1.会社から与えられたミッションを確実に、素直にこなす。
変にアピールして実力以上のことをする必要はありません。
2.上司の言うことを8割聞き、2割くらいは疑問を呈する。
ただし、決して上司のプライドを傷つけないようにしましょう。
プライドを傷つけるとは、自分の有能さをアピールしようとして上司に皆の前で正論を言って追い詰めるような行為です。
上司も時には会社の理不尽な指示を部下に伝えなければならないことがあります。
そこを汲み取り後から一対一の時に意見を伝えるのが「良い部下」です。
バリバリのエースでなくても着実に仕事ができ上司とうまく付き合うようにしましょう。
同僚との関係も良好であれば、昇格のタイミングで上司が確実に推薦してくれるはずです。
出世のためにすべてを犠牲にして他人を蹴落としたり、全力でゴマをすったりするようなことは避けましょう。
バランスの取れた「人間力」こそが、真の出世の鍵となります。
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