さあまたいよいよ半年に一度の人事異動の季節がやってきました。
「ええ!?佐藤に異動の内示が出た?どこどこ??」
「今回営業の鈴木〇〇支店にトラブって飛ばされるらしいよ…」
「山本部長今度は田中を自分の所にひっぱりたいって人事に掛け合ったらしい…」 などなど
異動の時期あるあるの盛り上がる会話です。
そしてどこにでもいる社内情報ツウが噂を流しまくり皆が踊らされて浮足立ってしまう時期でもあります。
そして噂どおりに異動の辞令が出る人、噂を鵜呑みにして仕事をぶん投げたのに異動が無くて慌ててる人…
いずれにせよ異動というものは会社によっては転職と同じくらいに環境が変わる一大事な出来事な訳です。
しかも転勤や単身赴任で生活の拠点が変わってしまうのであればさらに異動はおおごとですよね。
同じ会社でもまた一から業務を覚えなければいけない…同一業務でもまったくやり方が違うなどあるでしょう。
いずれにせよ新しい環境に身を投じるのであれば同じ会社であろうが不安はありますよね?
今回は初めて人事異動の対象になった皆さんが新天地でやってはいけない事を上げていきます。
ここを押さえていればあーもう異動先で合わないから辞めたい~なんてことにはなりません。
異動は転職先でもある事ですから辞める!!という前に一度読んでみてください。
今異動先でうまくいかない方こんな心当たりはありませんか?
・異動先の仕事が今までと異なり効率が悪いのでやり方を変えたいのにわかってもらえない
・異動先でついつい異動元と比べてしまい「前の部署では~」と言ってしまう
これからご紹介する事を押さえておけば少なくても異動先で浮くことはないでしょう。
異動先でやってはいけない事
初めての異動で失敗しがちな行為として一番やりがちなのが
「出来る奴だと思われたい一心で無理をして破綻する」行為です。
「栄転」と言われれば期待に応えようとしてしまいがちです。
そしてもし「左遷」などと言われようなものなら挽回するためによけい前のめりになりがち
こうなると相手(異動先の社員)を見返そうと他者のマウントへ走っていきがちです。
マウント言葉で代表的なものは「このやり方より前いた部署のやり方の方が良かった…」という類の言葉です。
本人は改善したい一心でなのかもしれませんが、来られた部署の人たちから見ればただのマウント取りとしか思えないはずです。
自分の部署のやり方を否定されているように思われるだけです。
また、自分を大きく見せたい一心で、私前の部署では●●って仕事もやってて大変だったなあーとか
ここは楽でいいよね…などのボヤキなども慎みましょう。
さすが●●から来た人は違いますねーとあなたは言ってほしいのでしょうが完全に逆効果です。
以前の部署と比較するような発言は現に慎むべきです。
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異動先でうまく馴染んでいくには?
「異動」は新しい部署にあなたが入っていくものです。
馴染んでいくには「環境を受け入れる事」と「自分を大きく見せない事」です。
これっておかしくない?違うよな??と思ってもまずはその部署での仕事(環境)を受け入れる事です。
受け入れてやってみましょう、当然新しい部署ならその作業も遅くて当然なのですから最初は気にしてはいけません。
中には「遅い」という嫌味を言われることもあるでしょう。
ただそこでデキる自分を見せよう(自分を大きく見せよう)としてしまってダメです。
そう思うと、「いやー以前の部署では出来たんだけどね…」みたいな言葉を言ってしまいがちです。
こうなると異動先の部署の人間にとってみてはマウントと言い訳にしか見えないのですから。
「ごめんごめん、まだ勝手がわからないけど早く覚えるね」位に言っておけばいいのです。
まずは何を言われても受け入れる事
異動すると勝手がわからないのは当たり前です。
やり方が違うと思っても、その異動先の人も今の仕事の仕方が当たり前だと思っています。
当たり前を思って仕事をしているのに異動してきた人から前の部署と比べられてもうっとうしいだけです。
ですから最初は何を言われてもひとまずはその部署の流儀とやり方を覚えるべきです。
あなた自身がその仕事ぶりを周りの皆に認められるようになってからです。
そうでないとあなたの進言には誰も耳を貸してくれません。
事を進めるのは信用と信頼をある程度得てからであれば「〇〇さんの言う事はもっともだろうね」事になります。
これは異動先でなくても営業職の人であれば理解できる話だと思います。
商品より先に自分を売るという事が大事という事に似ていますね。
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慌てず焦らずじっくり馴染んでいく事
もしあなたがリーダーで上司からこの部署を変えてくれ!というような指示を受ける事もあるでしょう。
そのような場合でも決して急激にその組織を変えようとしてはダメです。
よくドラマや映画などで異動してきたリーダーが皆を並べてこう言います。
俺は今までのリーダーとは違う!ビシビシやっていくから俺についてこい!!
この類の挨拶をリアルでやってうまくいった組織を私は知りません。
このやり方で最初はパワーで組織を引っ張る事は出来ますが、大概は猛反発に会い失敗します。
ですから最初の数か月は現状把握をすることに努めてください。
そこで組織の状況を把握して、部下たちのガードを下げる事に集中してください。
ガードが下がってから充分話を聞いてもらえる土壌を作ってから徐々に変えていく事が大事です。
今度の新しいリーダーならついていけそうな気がするという関係性を作るのです。
ただし好かれたいと思うあまり部下に好かれようと媚びてはいけません。
部下の話をしっかりと聞いて信頼を得てから自分の主張をしていくのが一番スムーズです。
え?部下にそんなことするのが面倒くさい?
もしあなたが人格も人徳も成績も申し分ない事が社内に知れ渡っているのであれば部下になじんでいくなんて必要はないかもしれませんね。
まとめ
・前の部署と比較するような言い方は厳に慎むこと。
・最初の数か月は納得できなくても異動先のルールに従うこと。
・異動先の仕事がある程度こなせるようになってから自分を出していく事。
・異動先社員の信頼を掴めればどんどん自分を出して言ってよい。
・リーダーで異動した場合でもまずは異動先の状況を掴むことを最優先する。
皆さんも人事異動は何回か経験したことがあるでしょう。そのたびに色々な理由を告げられると思いますが、おそらくキャリアップの為だ、あっちで欠員が出て困っているだのまあいい感じで言われて異動するのではないかと思います。まあほとんど[…]