「今日も上司の嫌味と客のクレームで1日が終わった…」
入社してからがむしゃらに働いてきたけれどふと「一体仕事って何?」「定年までずっとこんなことを続けるのか?」と疑問に思うことはありませんか?
自分の存在意義って何だろう?俺が俺であるためにはどうすればいいの…?
会社に入って数年は無我夢中で会社に行くことが当たり前だと思っていたかもしれません。
しかし入社後10年近く経つと自分の周りが見え始めます
仕事の意味について疑問が湧いてきて入社当時のひたむきさが失われていきます。
「この会社でこのままでいいんだろうか?」と考えることも多くなるでしょう。
サラリーマンの転職の平均年齢が31歳程度と言われるようにこの時期は周りが見えてくる時期でもあります。
また30歳を超えたあたりから管理職に昇進する人も出始め、この会社で活躍できるかどうかがなんとなく見えてくる時期でもあります。
そうなると、ますます「このままでいいのか?」という思いが巡ってきます。
いわゆる「自分探し」に奔走するようになってくるわけです。
ある人は様々な出会いの機会を作ったり自己啓発本を読み漁ったり資格試験に挑戦したりするかもしれません。
しかし自分の外の世界だけを一生懸命追いかけたところで
本当の自分は見つかりません。
自分は自分の中で見つけるしかないのです。
じゃあどうすればいいかって?
それは「仕事をサボる」ことです。
「は?何を言ってるんだ?」と思うかもしれません。
しかし日々もがき続けているからこそ、逆に忙しさの泥沼にハマっていくのです。
溺れてもがけばもがくほど沈んでいくのと同じです。
目次
「忙しい」が「自分を見失う」原因だった?
「いやーまいったなー今日もマジ忙しいわ…朝から打ち合わせが2本と来週のプレゼンの資料と見積もり作成があって、午後からクライアントの訪問と…あーもうメールすら見ている暇ない!」
今日も当然残業…
夜中まで会社にいて、誰もいなくなったオフィスでふと我に返ります。
「え?俺一体何をしているんだろう…毎日夜遅くまで会社で身を粉にして働いて、何をしているんだ?俺って何なんだ!?」
急に自分の今の境遇について頭を抱え始めました。
「こんなに俺が会社のために頑張ったところで、要は会社の評価次第じゃないか?ここまでやったところで給料が上がるわけでもないし…同僚の鈴木は毎日定時で帰っているのに俺ばっかりなんで??」
一度湧いてきたイライラはもう止まることがなく、次から次へとこみ上げてくる会社への不満に耐え切れなくなってきました!
「もうやってられない!!」
忙しく働かなければいけないとがむしゃらに突っ走ってきた人間がふと我に返った瞬間です。
がむしゃらに目の前のことだけをやり続けるのは良いのですがそれって自分である必要があったのでしょうか?
そうなんです、あなたがいくら会社のために貢献したとしても…
会社はあなたの物ではありません。あなたがいなくても会社は回るのです。
仕事は頑張っても報われない?「忙しい人」と「暇な人」の決定的な違い
あなたの周り…いやあなた自身がそうなのかもしれませんが、毎日「忙しい、忙しい」と言って仕事に追われている人はなぜなのでしょうか?
あなたの部署が人員不足や突発的な事件事故などがあれば仕方がありませんが、そうでなければ「自分自身が優秀だから仕事が集中する」とでも?
いや自分が仕事を抱えすぎるという自覚のある人もいるかもしれません。
でも、そんな忙しいあなたの周りには、当然暇そうにしている人や仕事をうまくさばいている同僚もいるでしょうね。
てきぱきと仕事をこなし、会社の評価も高いのに、あれだけの仕事を抱えている人です。
そういう人に限って「暇だな~」とか「俺仕事サボっているから~」なんて謙遜したりしていませんか?
その人たちとあなたの違いは何ですか?仕事のスピードですか?要領の良さですか?
なぜあなたはスピードが遅いのですか?あなたが要領の悪い原因は何ですか?
だんだん腹が立ってきたでしょうが、ここで言いたいのは…
その同僚と知能のスペックはそんなに変わらないということです。
あなたもその「できる」同僚も、ほぼ変わらない採用基準で採用されているのであれば、天と地ほどの能力差はないでしょう。
性格?頼まれたことを断れないから?自分一人で抱え込んじゃうから?
「忙しくないとやる気が出ない!俺は必要とされているからさ!」と自分に酔っているなら止めません。
ただそんなに忙しくないのに評価が高い同僚の仕事の仕方が気になりませんか?
「仕事が暇だ~」と言っている人が実践する「賢いサボり術」
皆さんの中の「できる人」で「暇だ~」と謙遜している人。
でもその割にはちゃんと結果が出ている人。
その人たちはうまーく仕事を「サボっている」人たちなのです。
「サボる」とは言い方に少し語弊がありますが、要点を押さえて仕事をサボることは決して悪いことではありません。やるべきことをやっていれば、サボるくらいでちょうどいいのです。
その人たちがやっている「賢い仕事術」を紹介しましょう。
1. 仕事の内容を「棚卸し」して無駄をなくす
あなたの仕事が忙しくなる原因は一体なんでしょうか?
メール処理?ミーティング?上司や同僚からの頼まれ事?顧客のクレーム対応?その他雑務?
まずは、そもそも何があなたの時間を無駄にしているのかを考えましょう。
そしてここからが大事ですが、そもそもの原因を減らす方法を考えるのです。
•メール処理を減らす方法はないか?
(頭からメールを見ない・やらないとまずそうなメールから見る)
(頭からメールを見ない・やらないとまずそうなメールから見る)
•上司の頼まれ事がなぜ増えるのか?
(前もって上司にマメに報告する・上司の立場になり必要な物を先に渡す)
(前もって上司にマメに報告する・上司の立場になり必要な物を先に渡す)
•クレームを減らすには?
(マニュアルを作る・お客様向けの機械などのメンテナンスをまめにしておく)
(マニュアルを作る・お客様向けの機械などのメンテナンスをまめにしておく)
など減らす努力をしなければいつまで経っても仕事は減りません。
来た仕事をただこなして「忙しい!」と言っていてもいつまでも仕事は減らないのです。
2. 「やらない仕事」を決める勇気を持つ
仕事に対しての「なぜ」を考えたら、次には「やらなくていい仕事」を決めていきましょう。
案外「なぜその仕事をするのか?」と考えてみたら「…特に理由はない」という仕事も多いものです。
例えば、以下のような仕事は本当に必要でしょうか?
•形式的な会議資料作成: 誰も読んでいない、あるいは口頭で済む内容の資料作成に時間を費やしていませんか?
•完璧主義による過剰な作業: 80点の完成度で十分なものに、100点を目指して時間をかけすぎていませんか?
•「とりあえず」の依頼: 目的が不明確な依頼を安易に引き受けていませんか?
「やらないこと」を決めることで、本当にやるべき仕事に集中でき結果的に生産性が向上します。
特に形式的な会議資料などは今は生成AIなどが得意としている所です
上司や同僚に相談し、時には「これはやらない」と宣言する勇気も必要です。
3. 自分の「時間単価」を意識する
あなたは自分の時間単価を意識して仕事をしていますか?
例えば、あなたの時給が2,000円だとします。
1時間かかる単純作業をわざわざ自分でやっていますか?
もし、その作業を外部に依頼したりツールを使ったりすることで、
1時間あたり1,000円で済むのであれば、それは「賢いサボり」です。
自分の時間単価を意識することで「この仕事は自分がやるべきか?」「もっと効率的な方法はないか?」と常に考えるようになります。結果として、無駄な作業を減らし、より価値の高い仕事に時間を費やせるようになるでしょう。
まとめ:仕事は「頑張る」より「賢くサボる」時代へ
•「自分探し」は、忙しさから解放された時にこそ見つかる。
•「忙しい」は、無駄な仕事や非効率な働き方のサイン。
•「できる人」は、賢くサボることで成果を出している。
•仕事の「棚卸し」で無駄をなくし、「やらない仕事」を決める。
•自分の「時間単価」を意識し、効率的な働き方を追求する。
「自分探し」と称して、転職や起業を考える前にまずは今の仕事のやり方を見直してみませんか?
「頑張る」ことだけが美徳とされた時代は終わりです。
これからは「賢くサボる」ことで、自分らしい働き方を見つけ、あなたの「ノビライフ」をさらに充実させていきましょう。
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