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仕事の要領がいい人は「サボり方」も一流!デキる人の時間術と優先順位

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今日も朝から仕事が山積みで、気づけばあっという間に昼過ぎ…
「夕方のミーティング資料、まだ何もできてない!」
焦って取り掛かるも、今度は取引先からのクレーム対応。
「もう、終わった…」
そして、資料もままならないまま会議に突入し、上司から呆れた顔で一言。
「なあ…ちょっと仕事の要領悪くないか?もう少し仕事の組み立て方考えろって」
「わかっとんじゃー!それができれば苦労せんわー!」
忙しさが無限地獄でバタバタしているあなた。なぜ自分だけこんなに忙しいのか、と感じたことはありませんか?
隣の席の同期、佐藤はいつも暇そうに見えるのに、なぜか会社で評価されている…
「もしかして、俺って要領が悪いのかな?」
もしそう感じているなら、今回は「仕事の要領の良さ」について徹底的に考えていきましょう。
要領のいい人は、適度に仕事をサボっているにも関わらず、きっちり成果を出してきます。
「いくら頑張ってもバタバタしてしまう…」
「仕事の仕方がなんとなく悪い気がする…」
「もっと要領を良くしたい!」
そんなあなたのために、仕事の要領がいい人の「デキる仕事術」を具体的に見ていきましょう。
実は、要領のいい人は「やらないことを決める」のが非常にうまい人なのです
要領が悪いと言われがちな人に共通する仕事の仕方をいくつか挙げてみました。
心当たりはありませんか?

1. メールを「来た順」に処理していませんか?

朝出勤してメールボックスをチェック。「今日もたくさん来てるな!よし、根性で返信していくぞ!」
おやおや真面目ですね。
来た順から処理していくのが当然だと思っていませんか?
待たせている順に返していくのは当然…ではありません。
メールは時系列と重要な順にきれいに来ているわけではありません。
このやり方だと、本当にやらなければいけない重要なメールが後回しになり、ドツボにハマりやすいのです。
仕事の重要度はどれも同じではありません。

2. 「やりやすい仕事」から処理していませんか?

「さあ、今日は何からしようかな…」
「うーん、これは佐藤さんの資料待ちか…」
「これも気が向かないから、ひとまずこの簡単な案件をやってしまおう…」
大抵の場合、ここで「気が向かない」と後回しにした仕事は、いつまでも気が向くことはありません。なぜなら、面倒だからです。
面倒な仕事は、面倒な仕事であるがゆえに放置すると、やがて牙をむいて、さらに面倒なことになっていきます。
やりやすい仕事から手を付けていると、後で手痛いしっぺ返しを食らうことになりかねません。

3. 仕事の「期限だけ」しか見ていませんか?

あなたにこんな仕事が舞い込みました。あなたならどちらの仕事から手を付けますか?
同僚の鈴木君の来週使う会議資料の下調べの提出 → 期限は明日中(難易度:やや易)
上司のお得意様への新商品説明のプレゼン資料 → 期限は明後日中(難易度:やや難)
この2つの仕事は、期限だけで選んでしまうととんでもないことになります。
期限だけ見れば鈴木君の資料を先に作成すべきだと考えがちですが、要領のいい人は期限だけに惑わされません。彼らはまず上司の業務に取り掛かり、終わりの目処が見えたところで鈴木君の仕事をします。
「なぜ?」と疑問に思う方は、少し仕事で困ることが多いかもしれません。この理由については後述で詳しく解説します。

4. 「対処」だけで終わっていませんか?

お客様から「商品が届いていない」とのクレームがありました。どうやら発注書自体を出していなかった痛恨のミスです。
お客様に謝罪し、上司に報告と謝罪、そして対処の助けをお願いしました。上司は早急に他拠点の在庫を探してくれ、幸いにも他拠点の納品前の在庫を回してくれたおかげで事なきを得ました。
お客様も使用までには何とか間に合い、お叱りを受けましたが、今後もお取引を続けてくれるとのこと。
「いやー、よかった、よかった!」
…で終わらせている人は、後でまた手痛い思いをするでしょう。

5. ミーティングだけで「やった気」になっていませんか?

上司から「おい、鈴木と一緒に来月のセールの案を考えておいてくれ」と仕事を振られました。
早速鈴木を呼び出し、ミーティングを始めます。
「何するか~?」「何がいいかな~」「あ、そうそう駅前にできたラーメン屋、良くない?」と延々と話が続きます。
そうです、鈴木と二人で話していることだけで安心しているのです。セールの案を考えようと言いながら、実際の打ち合わせは仕事と関係ない話に堕ちていく…
鈴木と会話しているという安心感だけで仕事をした気になってしまい、お互いに安心感を得ているだけになっていませんか?



要領がいい人が実践する「デキる仕事術」3つの鉄則

一方、要領のいい人は、ちゃんと優先順位を付けて以下の仕事を優先します。
要領のいい人は仕事の期限だけを見ずに「この仕事をやらないとどれだけシャレにならないか?」という視点で考え、その仕事を最優先に決めていきます。
「シャレにならない」とは、後で対処に途方もない時間を消費したり、取り返しのつかない事態になったりする可能性のある仕事のことです。
先にやっておけばこんなことにはならなかったのに…という事態を避けるのが、要領の良い仕事術の真髄です。

鉄則1:メールは「重要度」で判断!来た順に片付けない

メールは来た順で処理するルールはありません。頭から処理してしまうと、本当にやらなければいけないような重要な仕事が後回しになります。
メールの中には、今日やらなくていいものや、確認するだけで済むものも多数あります。
必ず未読のメールは最初にすべて目を通し、やるべきものから手を付けていくのが、要領の良い人の仕事のルールです。

鉄則2:仕事の期限だけで判断しない!「シャレにならない度」で優先順位を決める

先ほどの「明日中期限の鈴木君の資料作成」と「明後日期限のお客様プレゼンの上司の資料」の例を思い出してください。
なぜなら、上司の仕事の方が「やらないとシャレにならない」からです。
鈴木君の資料は明日提出とはいえ別に最終期限は来週です。
もし明後日だと思って先に明日の鈴木君の資料を作成し、その後に何か他の業務でトラブルなどがあれば、そこで全てが詰んでしまいます。
仕事ではどんなイレギュラーがあるかわかりません。だからこそ、「最もシャレにならない仕事」から片付けるのが賢明な判断なのです。

鉄則3:トラブルは「再発防止」までが仕事!根本原因を潰す

お客様からのクレーム対応で事なきを得たとしても、「よかった、よかった!」で終わらせてはいけません。
要領のいい人は、トラブルが起きたら「なぜ起きたのか」を徹底的に分析し、再発防止策を講じます。
発注書を出し忘れたのはなぜか?
チェック体制に問題はなかったか?
同じミスを繰り返さないためにはどうすればいいか?
これらを明確にし、改善策を実行するまでが「仕事」です。そうすることで、同じようなトラブルに時間を取られることがなくなり、結果的に仕事の効率が格段に上がります。



まとめ:要領のいい人は「戦略的サボり」で成果を出す

メールは来た順ではなく「重要度」で処理する。
仕事の優先順位は「期限」だけでなく「やらないとシャレにならない度」で決める。
トラブルは「再発防止」までが仕事。根本原因を潰すことで、未来の時間を確保する。
要領のいい人は、決して仕事をサボっているわけではありません」。
彼らは「いかに無駄をなくし、本当に重要な仕事に集中するか」という戦略的な視点を持っています。
あなたも今日からこの「デキる仕事術」を実践し、忙しさの無限地獄から抜け出し、スマートに成果を出すビジネスパーソンを目指しましょう!
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