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仕事ができるだけじゃダメ?サラリーマンが知っておくべき“人間力”の話

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「仕事さえできれば評価される」――
そう信じて努力してきたあなた。
でも気づけば、実績だけじゃ上に行けない壁にぶつかっていませんか?

「成績は常にトップなのに昇格できない…」「同期に追い抜かれた…」
そんな悔しさを抱えている人にこそ届けたい、ちょっとした視点のシフト。



目次

  1. 成績だけで評価されない現実

  2. 組織では“チームプレイ力”が重視される理由

  3. 若手時代に求められる「人柄」の重要性

  4. 名選手でも監督向きとは限らない

  5. 人柄を磨いて味方を増やす方法

  6. まとめ:実力と人間力、両方を育てよう



1. 成績だけで評価されない現実

ちょっと上尾君、何をぷんぷんしているんだ?

上尾
え?当たり前じゃないか!
こんなに頑張っている俺を差し置いて佐藤が主任になったんだぜ!
こんなのありかよ!大体上司も上司だ、佐藤のゴマすりにホイホイその気になってさ!

まあまあそんなに興奮しないで!!

なぜ今回佐藤君が主任になったんだろうね??

上尾君はどう思う?

上尾
え? こっちが聞きたい位だよ
対して仕事も出来ない癖に、皆の下働きばかりして機嫌取っているだけ
俺バリバリ売上上げてるのに!会社に貢献しているのはどっちだよ!

 

そうだね… 会社に上尾君が会社に貢献しているのは分かるけど、やはり佐藤君が主任になったのは会社としては正しい判断じゃないかな?

上尾
え?やちぞうさんまで何を言ってるんだよ!
会社は成績上げてなんぼの世界でしょうよ。
そこだね、上尾君が今回主任になれなかった理由はそれだよ。



2. 組織では“チームプレイ力”が重視される理由

確かにそうなんだけどさ、会社って成績だけで評価されるわけでなはないんだよ。

特に若いうちは成績よりも会社の一員としてチームプレイに貢献できるかどうかの方が重視されることが多いんだ。

一次的な評価は成績で決まる事が多いけど昇格要件として重視される事がある。

それってなんだと思う?

上尾
え?1にも2にもやっぱり成績でしょ!
成績悪いひとなんて会社のお荷物だよ
主任になった佐藤なんてただのお人好しで会社に媚びているだけだし。
確かに成績を上げている人間を上げるというのはごく一部の営業会社や完全実力主義の会社ではあるかもしれないね。
でもおそらくほとんどの会社は成績だけでは昇格の要件になる事はあまりないんだよ。
上尾
そんなわけないよ、じゃあなんで会社は成績を求めるんだよ!
佐藤なんてすぐ皆に助けてもらって人に頼ってばかりの奴なのにさ
成績も人並みだし…
それでも別に佐藤君は皆に嫌われているわけではないんだよね?
なるほど、佐藤君がなぜ今回主任になったのか分かった気がするよ。
上尾
え?どういう事?どうして佐藤が主任になれたのか教えてよ!
それはね…
佐藤君が周りを動かすことが出来るからだよ。
佐藤君は組織をうまく活用できるのでは?という会社の評価があったんじゃないかな?
会社というチームの人間にうまく甘えて人を動かしそしてお人好しと思われる位周りに尽くす人間を会社は重宝する。
一匹狼で周りは関係ない!俺は俺でやっていくんだ!みたいな社員は会社という組織の中では秩序を乱すというレッテルを貼られやすいんだ。
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特に若手にはそんな周りとうまくやっていける人の方が評価されるんだよ。
つまりは成績より人柄だ。

3. 若手にとって「人柄」が評価される理由

若手社員では実勢会社の売上を左右されるほどの案件なんてまず任せられない。

その中で実績を評価してくれと言われたところで会社は評価のつけようがない。

若手1人の実力を評価したところで実績が会社に及ぼす影響など微々たるものだ。

それより周りを動かす佐藤君がなぜ出世したかやっとわかったんじゃないかな?

上尾
ごめんなさい、やっぱりちょっとわからないです…
でも自分で成績を上げられる方がすごいんじゃないかなという思いが…

少し言い過ぎたかな…

あのね、上尾君も含めこのまま順調に行けば皆昇格の対象にはなるはずなんだよね。

でも昇格要件の大事な要素として「人を使える」人材になることはとても大事なことだよ。

おそらく佐藤君が昇格したというのは、まわりの協力をうまく取り付けながら仕事をしているという事だね。

自分の成績も大事だけど1人が活躍したところで限界がある。

管理職になれば人を使って成績を上げないといけないんだ。

上尾君が1人で頑張って成績を上げようとしても所詮一人の力だ。

佐藤君が周りの皆を巻き込んで何人かで動かれたら上尾君の成績を超えてしまうと思うよ。

それとも上尾君が僕に協力して頑張って成績を取ろう!と言っても誰か集まってくれるかい?

上尾
そうですね… たぶん僕皆を見下してたから誰も集まってくれないと思います。
たしかに僕一人が頑張っても…
だから今回佐藤君が昇格したのは部下をうまく使いチームで成績を残せるだろうという期待値があったんだと思うよ。

そう、上尾君のような個人プレーで力を発揮するのはもう少し人を巻き込める力を付けてからだよ。

まずは社内の皆を味方にするような仕事の仕方をするべきで、若手のうちは素直かつ謙虚を心がけよう。

4. 名選手でも監督に向かないこともある

上尾君 なんとなく僕の言いたいことは分かったかい??

上尾
はい!よくわかりました。。。
なんか自分ががむしゃらに頑張れば偉くなれるって勘違いしていました。
たしかに会社というのはチームプレイですものね。

上尾君は孤高の名選手タイプだね。

選手時代に華々しい成績を残していなくても監督になったとたんに開花する人がいるでしょう。

管理職とはまさにそんな監督のような存在が理想とされているんだよ。

孤高の名選手は出来ない選手の気持ちがわかないく、蹴落とすほうに気が行ってしまいがちだ。

むしろ個人プレーの方がいい結果を残せると判断される。

独立して頑張ったら?と言われかねないよ。

若手の人たちから会社が管理職に誰を推薦しようとなった時に人を動かせる力を持った人が選ばれた。

今回は佐藤君が適任だったという事だね。

5. 人柄を磨いて味方を増やす方法

そして実力と言うのは、味方が多いほど増幅していくんだ。

若手社員の内は自分の実力作りより以下の事に励んでいこう。

・周りの人に進んで協力し協力されながら着実な味方づくりを。
・人のマウントを取ろうとはせず謙虚に素直に仕事を受け他人にも積極的に協力する。
・実力は味方が増えれば増えるほど身に付く量が1人より加速する。

僕は成績がダメだから昇格出来ないと諦めている人には希望が見えたんじゃないかな?

上尾君、わかったかな?

上尾
よくわかりました!
僕も会社の皆に協力して盛り上げていきます!

よし、上尾君次は君の番だね

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