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追い込まれる

上司に仕事が遅いと言われたら

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あのさ…ちょっといいか?と上司

またか… また言われるぞ!と身構えます。

「もう少し仕事のスピードを上げてもらわないとさ…」

「うーんもっと仕事の効率を上げて…要領をよくやらないとさ」

ああ、また言われた…

慎重に注意して仕事をしているね。とかもっと良い言い方は出来ないのか?と心の中でつぶやきます。

まだ自分でも仕事の手を抜いている自覚があればまだ自分でも収まりが付くでしょうが…

自分でも遅いという自覚がないのに毎回言われるとどうしていいかわからなくなりますね。

もうそうであれば上司の発言を変える事はできませんので自分で少し仕事の仕方を見直した方がいいかもしれません。

自分では一生懸命やっているつもりなのに遅い!要領が悪い!と言われてしまうと

この仕事向いてないなとふさぎ込んでしまいがちですが、その前に出来る事をやってみましょう。

得てして遅いと言われてしまう人は「すべて完璧にやろうとする」からです。

そして少し厳しい言い方になりますが「自分の事だけを考えている」からです。

少しイラっとした方も我慢してこのまま読み進めて下さい。

まず自分の納得できる仕事をやろうとすると仕事の要領とスピードは上がりません。

納得できる仕事をして何が悪いの? そうですね。

ただ仕事の完成度の基準は人それぞれという事をまず心に留めておいてください。



上司が言う仕事の遅さとは何か?

仕事が遅いって言われても納得がいないという人は当然自分が仕事が遅いとは思っていませんね。

慎重にやっているのに遅いって言われてじゃあ失敗してもいいのかよ!位に思いますよね?

実は上司のスピードが遅いという言い方は物理的に遅いというよりどちらかというと感情的なものです。

頼んだ仕事が出来ていてほしいと言う上司の期待値を裏切るから言われてしまう事がほとんどです。

上司の期待値とはあなたに頼んだ仕事をここまではやってくれているというだろうという期待の事です。

作業の速さというより時間的なものですね。

そんなこと言われたってこっちだって忙しいんだよ!と思うかもしれません。

ただ、おそらく上司の方があなたよりは忙しいでしょうし、上司はあなたに指示した仕事は大抵経験しているはずです。

え?上司はまったく自分の仕事を経験していない??

では、あなたがもし出前を頼んだのになかなか届かないとします。

イライラしますよね?それはあなたがこの位の時間に届けてほしいという期待値を下回ったからです。

やっと届けてくれた配達員さんに「混んでたんで…いや、昼時じゃないですかー??」と言われても100%同情納得できませんよね?

いや、そのくらいプロなんだからわかっておけよ位に思いませんか?

まあ1回なら我慢できますが、その店が毎回のように遅い店ならばもう出前を頼みたくなくなりますよね?

これが仕事でも起こるという事です。

あいつに頼んでも遅いから別の奴に頼もう!となってしまいます。

仕事が減った!と喜んでいる場合ではありませんよ。



仕事の期限を聞いておく

これが一番簡単な方法です。

上司に指示を受けたら期限を聞いておくことです。

「わかりました、いつまでに仕上げればいいでしょうか?」または「明日くらいでも良いですか?」というように聞いておけばいいのです。

出来る限り期限は正確に聞いておいた方がいいでしょう。

なぜなら上司が「ゆっくりでいいよ」と言ったとします。

そうか「ゆっくり」という事は1週間くらいでいいのかな?と自分で判断しましたが実は上司の「ゆっくり」は明日かもしれないのです。

あいまいな期限での約束ははこのように行き違いが発生し、最悪「まだやってないのか!」と上司に怒られます。

そしてあなたは「ゆっくりでいいっていったじゃん…」と不満を貯める事になってしまうのです。

ここで上司と期限の認識が合っていればあなたは安心して仕事を組み立てる事が出来ます。

上司に言われて話すのが嫌だなと思ってもこの認識合わせは是非行って下さい。

また上司自身も期限を伝えている事で安心してくれます。

認識のズレを正しておけば、もし時間通りにできなかったとしても上司はあまり怒らずにリスケしてくれるでしょう。

仕事が遅いって怒る上司は、まだかまだかまだか!!!…とあなたに指示した仕事がいつ出来てくるかわからないという事に対して怒りが増しているのです

上司の怒りはあなたとの認識の違いから起きているという事を頭に入れておきましょう。

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ポイント



やりやすい仕事からやるとドツボにハマる

残業

朝会社のメールを開くと何十通もたまっています。

中には上司が参加する営業会議の資料をまとめておいてくれ!との指示もありました。

これは面倒だ、ひとまず朝から頭を使いたくないからひとまずすぐにできそうな仕事からやっていくか…と手を付けていきます。

同僚が困っているから資料を送ってあげて… えっとそれから… あ、そういえば来週の出張の予約をしなければ…

あ、この飛行機空いてないな…ほかにいい時間ないかな?? なんてやっている間に同僚から昨日出した発注書の確認が入りました。

そんなこんなであわただしく午前中は終了!

さあ午後の仕事だ!と思った瞬間に後輩が近づいてきます。

ちょっとご相談が… お時間よろしいですか? 当然かわいい後輩が頼ってきています、断るわけにはいきません。

そんなこんなであっという間に夕方になってしまいました。

そんな時に上司から呼び止められました。

「あしたの営業会議の資料まとめておいてくれた?」

「へ? あ、明日なんですか?」

この後の展開はもうご想像の通り上司からゴン攻めされてつるし上げです。

得てしてやりやすい仕事というのは大して重要ではない事がほとんどです。

優先順位のつけ方を間違うとこの様な事が頻発するのです。

こうならないためには朝出勤した時にでもすべてメールやタスクを確認しやるべきことをまず決める事です。

優先順位は「期限」と「これをしなかったときにどれだけの影響があるか?」の基準で決めると良いです。

影響というのは、どれだけやらないとシャレにならないか?

自分だけの問題か?上司に迷惑をかけるのか?それとも会社やお客様にまで迷惑をかけてしまうのか?と考えてみて下さい

そしてその優先順位を付けた仕事を最優先に行うのです。

仕事が早い人=要領の良い人

怒らないでくださいね。

仕事が遅い人は「要領」が悪い人が多いです。

おいおい実際「要領」って何なんだよ!と思う人もいるでしょう。

辞書で調べると「物事を上手に行うコツ」とあります。

要領の良さはこの2点をおさえておけば格段に良くなります

1つ目は「相手が求めている事はなにか?」を考える。
2つ目は「すべてを完璧にやろうとしない事」

上司に要領が悪いと言われてしまう人は、実は仕事を決して怠けようとはしない真面目な人です。

ただそれが仇となってすべてを完璧にやろうとしてせっかく頑張っているのに結果時間がかかってしまい報われない事が多いです。

さて、この2つはどのような事なのでしょうか?

相手が求めている事は何か?を考える。

例えば上司から明日の営業会議の資料をまとめておいてと頼まれたとします。

上司が「今月は売上が悪かったからしんどいな…」とぼやきました。

資料を用意してくれという指示であれば、指示通り用意すれば事は済みますね。

ただ要領のいい人はこの上司のぼやきを聞き逃しません。

上司は売上不振の理由を会議でつつかれるだろうと考え売上不振の理由を説明しやすい資料を用意するのです。

上司が資料から読み解く前に、見やすい資料(競合?曜日巡り?人員不足?商品構成?)など不審要因を見やすい様に用意します。

資料提出時に自分なりの見解で説明出来ていれば完璧です。

資料が出来たとメールで送りつけてハイ終了!よりもよほど要領の良い仕事ぶりです。

逆に言えば、売上不振に関係しない資料を用意したところで使われない可能性もあるわけで時間のムダです。

せっかく残業して資料を作って出したのに会議で使われなかったなんてこともあるわけです。

上司が何が必要かを考えておけば無駄な資料を作らず時間が短縮できるのです。

上司に聞けるのであれば聞いてしまっても良いでしょう。

全てを完璧にしない事

仕事の遅いと言われる人は先ほども言った通り完璧に仕事をしようとします。

これは自分の納得のいく仕事をするという完全主義者にも当てはまります。

力の抜きどころがわからないのです。

例えるとテレビ局のセットを舞台裏の見えない所までこだわって時間をかけて作るようなものです。

写らない所に変なこだわりを発揮して時間をかけて作り上げてしまうような仕事をしていませんか?

自分が納得しているかどうかだけの仕事に時間を使っていないかどうか見直してみましょう。

巨匠の陶芸家が自分の納得できない壺を割ったとします。

ただ素人にはその壺も充分立派に見えて納得のいくものなのです。

というか早くその壺が必要なのです、巨匠が納得いくかどうかは関係ないのです。

皆さんが匠でなければ自分のこだわりだけで仕事を増やしてはいけません、相手から見ておかしくなければそれでいいのです。

自分のこだわりを無くすだけでずいぶん仕事は早くなりますし何よりも減っていきます。

つまり完璧にしないことです。

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疲れたビジネスウーマン

まとめ

上司やお客様が求めているラインは何処なのか?を考えて自分のこだわりや思い込みが入っていないか?と自問自答しましょう。

捨てるものをバッサリ捨てられれば仕事の要領は格段に良くなる事でしょう。

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