今回のボーナス、皆さんはどうでしたか?
「思ったよりもらえた!」と喜んだ人もいれば、「頑張ったのにこれだけ?」とやる気をなくした人もいるかもしれませんね。
ボーナス、正式には「賞与」は、あなたの業務達成度と会社の業績を元に支給されるのが一般的です。
主に正社員に支給されますが、パートやアルバイトの方にも設定されている会社もあります。
一方で、正社員でも支給がない企業や年2回年1回、あるいは年3回支給される企業などその形態は様々です。
ニュースでは「今年の夏季ボーナスの平均は80万円!」など、大企業の景気の良い金額が報道されることもありますが
そんな金額に一喜一憂する必要はありません。
なぜならボーナスは「いつかゼロになる可能性がある」からです。
今回はボーナスとの賢い付き合い方、特に「これは避けるべき」という使い方や、ボーナスを当てにしすぎるとどうなるのかを具体的な例を交えて考えていきましょう。
目次
ボーナスを「当てにしない」ことが賢明な理由

「賞与」よりも「ボーナス」という言葉の方が馴染み深いかもしれませんね。
ボーナスとは簡単に言うと会社の業績に応じて支給される「賞金」のようなものです。
会社が必ず支給しなければならないものではありません。
また金額についても会社の業績や個人の成績に連動していることが多く夏や冬などの決まった時期に定期的に出るものではないのです。
実際、この数年で感染症により業績を大きく落とした企業では、日本有数の大企業ですらボーナスをカットしたというニュースもありましたよね。
一方、給料(給与)は違います。法律で必ず支払うことが決まっており、業績に合わせて勝手に変動させることもできません。
そのため、会社によっては給与を低く抑えボーナスで調整することで賃金調整を行うところもあります。
ボーナスは突然「ゼロ」になる可能性も
ボーナスは突然「ゼロ」になる可能性があることを知っておくべきです。
「いやいや、そんなわけないじゃん」と思うかもしれませんが、先ほども述べたように大手航空会社や大手テーマパーク運営会社など誰もが羨むような人気企業ですらカットされることがあるのです。
ですからいつゼロになってもいいように覚悟しておく必要があります。
ボーナスの「NGな使い方」とは?
「ボーナスが無くなったら困るよ…月の支払いができなくなるじゃん…」
そうなんです、ボーナスを定期的な支払いとなるものに組み込んではいけません。
特に住宅ローンなどの「ボーナス払い」は、ボーナスが一度出ないくらいでも余裕で払えるようにしておかなければ選択すべきではありません。
一度出ないだけで支払いが立ち行かなくなるような事態は避けるべきです。
最初からボーナスは出ないものと考えて家計を設計しましょう。
普段の生活で給料の赤字分をボーナスで補填しているような暮らしをしているのであれば、家計をもう一度見直す必要があります。
ボーナスを「当てにする」と失うもの
さて、ボーナスを当てにしているともう一つ気にしなければならないことがあります。
ボーナスは「業績給」という側面も大きいのです。給料は、仕事ができようができまいが、会社は決められた金額を支払わなければなりません。
そのため賞与で頑張った人に多く支給するというシステムになっている企業が多いのです。
つまり、ボーナスを当てにしていると当然ながら会社からの評価と自分の成績を常に気にしなければなりません。
評価を気にする会社生活というのは、言わずもがな自分に主導権は無くなります。
自分の仕事の価値をボーナスの額で測ってしまうと、会社の方針や上司の評価に振り回されやすくなります。
これは精神的なストレスにも繋がりかねません。
ボーナスは「ついでにもらえる」くらいのスタンスで
だからこそボーナスはあくまでも「おまけ」というスタンスでいれば、あまり疲れることはなくなります。
おそらくボーナスの前には上司との面談のようなものが行われ目標とのすり合わせなどが行われるでしょう。
ボーナスの金額が気にならなければこの面談で変に媚びを売る必要もありません。
媚びを売らなくても、ボーナスの金額がいきなり半額になるようなことは稀です。
ボーナスは「ついでにもらえる」くらいの気持ちで普段から生活していれば会社でも自分のスタンスで過ごしやすくなるのです。
ボーナスに頼らない会社生活を送りましょう!
まとめ:ボーナスとの健全な付き合い方
•ボーナスはあくまで一時的な賃金であり、ゼロになる可能性もある。
•住宅ローンなどの定期的な支払いにボーナス払いを安易に組み込むのは危険。
•ボーナスを当てにすると、会社からの評価や成績に過度に囚われ、主導権を失う。
•ボーナスは「おまけ」と捉え、普段の生活は給料内で賄うようにする。
•ボーナスに左右されないスタンスで、ストレスフリーな会社生活を送ろう。
ボーナスは嬉しい収入ですが、その性質を理解し、賢く付き合うことが大切です。
精神的な安定と経済的な自立のためにも、ボーナスを「当てにしない」働き方を実践し、より豊かな「ノビライフ」を目指しましょう。

