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【休職】うつ病の治療期間は復帰を焦ってはいけない

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心療内科で「自律神経失調症」との診断結果をうけた私。本当は「中度のうつ状態」でしたが、会社に知られたくないと言った私には診断書ではこう書いてくれました。治療は食事前の薬と睡眠薬。

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ベットから出れない男性

まずは約3か月休養しましたが、復帰までにたどった経過を記事にしています。
もし今辛い方、やまない雨はありません、働いた分しっかり休んでください。



最初の1か月:「何もしたくない、何もできない」

布団と枕

 

診断書を提出し上司は「何も考えずゆっくり休みなさい」と私に言いました。私は会社の皆の目が怖く、気遣った上司は自宅の近くまで来てくれました。同僚が会社に置きっぱなしの荷物を持ってきてくれました。

もう会社に行かなくていいんだとも、もう終わったともなにも感情がわいてきません。
何もかもすることが面倒で会社の方向を見るのも嫌でした。

毎日朝になっても布団から出る気がしません。ずっと布団の中で壁を見つめるような感じでした。特に午前中は動けず、午後から少しづつ布団から出られるようになり、ぼさぼさの髪のままコンビニまでやっとの思いで行き、軽い食事を食べていきました。

独身で1人暮らしで気力がわかず誰の電話にも出ません。わかっているのに、話すのが面倒なんです。どうせ電話に出ても言われる事は決まっています。頑張って早く治すんだよって

頑張ってたんだよ、俺なりに、まだ頑張れっていうのか

朝目が覚めて午後まで布団で何もせず、夕方に少しだけ外に食料を買いに出て後はずっとボーッとテレビをつけているだけ、そんな日が何日も続きました。部屋の片隅にある仕事の資料もすべて捨てました頑張れと言われると頭が熱くなる感じがありました。



2か月目:外に少しの散歩に出られるように

公園のベンチ

 

寝込んだ1か月、少しして、朝布団から出られるようになってきました。

朝か?という実感は少し出てきました。会社に行く必要はないのですが起きよう!という元気は出てきました。まあ起きても何もすることがないのですが。。。

起きれただけでも良かったと思う事、自分を否定しない事、自分は頑張ってきたと認める事。心療内科の先生の言うことは愚直に守ります。起きれた自分にまず万歳!

コンビニにご飯を買いに行った後、少し遠回りして帰れるようになりました。
公園のベンチで座ってしばらく過ごしたりできるように。

同僚から後輩からメール「たまには顔が見たいです」に涙。こんな俺にこんな事を言ってくれるなんてお世辞でもうれしいじゃないですか…

必要とされているだけで嬉しい

2週間毎に病院に通い経過報告とカウンセリング、先生は初老の感じのいいお爺ちゃん。時には優しく時には厳しくカウンセリングをしてくれ、ただ共感してくれるだけではありませんでした。



3か月目:会社の事が気になり始める

独身一人暮らしで2か月もほぼ誰も合わない、会話しない、近所しか出歩かないとさすがに少し寂しくなってきた気がしました。上司からもどこか旅行でも言ってくればとメールが入っていましたが、そこまでの気分ではありません。あれだけ旅行が大好きだったのに・・・

ただ、会社は今頃どうなっているかは少しづつ気になってきました。うつと診断された時にこのまま申し訳ないので退職をしようと思いましたが、上司がもっと落ち着いたらどうするか考えれば?と言ってくれたのです。確かにこのテンションで転職活動などできる気がしません。

会社辞めなくてよかった

上司が会社に一回来て話さないか?とメールをくれました。行ってみようかな?という心が芽生えています。ただ、行きたい!ではなく、これを断ったらもう会社には戻れないのかもしれない。。。という恐怖の方が強いです。

ひとまず1週間後に行きますと返事をしましたが、久しぶりの病院以外の予定です。
1週間後にたった1つだけ1時間ほどの予定、しかも半年前なら当たり前に毎日行っていた場所だったのに、その予定だけで不安で仕方がありません。

頭を抱える男性

皆は何を言うのだろう? 3か月も休んでいいなあとか嫌味を言われるのではないか?とそんな思いがよぎります。本社は私のいたフロアだけでも50人以上います。怖い…

そしてとうとう面談の日の朝上司にメールしました。

まだ無理です…

上司は、そうか。。。無理しなくていいからねと返事。本当に申し訳ないと思いました

私は行きたい!ではなくただ休んでいるのが申し訳なく必死に治ったと思い込むようにしていただけでした。

病院の先生に相談したら、「申し訳ないと思っていること自体がまだまだだねって」
そうです、会社が気になったのは会社に戻りたいと思う回復の兆しではなく、このままいかないと忘れられるという恐怖からでした。こう思ううちはまだまだなのです。

ひとまずもらった3か月の休みはさらに3か月の延長となりました。

まとめ

・休むことに一切罪悪感を持ってはいけない。休むことに罪悪感を持っているうちはまだ回復していない。

・正常な判断力が回復するまで会社は辞めず、回復してから考える。 

・自発的思考か、他責思考かよく見極める事傷病手当金が健保からでるので、焦って復帰しない事

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