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失望するサラリーマン

【退職決断】会社が吸収合併される前の予兆を振り返る

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このご時世自分の勤めている会社が未来永劫ずっと続くという事はないというのは認識していると思います。

ただ、実際に会社が倒産や吸収合併する事は無いだろうと思っていると思います。

そのような話があった場合、事前に情報が洩れると様々な所に影響が出るため極秘中の極秘で進めます。

私も本当に寝耳に水でしたが、そうなって思うのは、確かにそんな予兆があったな…ということでした。

今回はその予兆をお伝えします。

もし何個か思い当たる節があれば、その時に向けて準備をしておくことをお勧めします。


前回記事

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あっちとこっち

会社の為に尽くしうつ病までになりようやく復帰したのに、その会社自体が売られていくなんて会社とは実に儚いものです。

しかし親会社が変わってこれからという所で、なんか様子が異なります。

もしかして親会社はこの会社を整理するつもりではないのか?という気がしてきました

結局今の親会社のメーカーからも売却され小売りのライバル会社に吸収合併させれらました

その前に私は退職の決断をしたのです。



会社吸収合併に向けての予兆

上層部を率先して退職させる予兆

取引先も減り、親会社のメーカーの物を淡々と仕入れ売るというどちらかというとアンテナショップの様相になりました

商品部としては楽といえば楽です、仕入れに関する交渉などの数が大幅に減りました。

それであれば人員はいりません。

親会社が変わって半年くらい経っていました。

商品部をはじめ本社人員も半分近く減ってしまいました。

なぜか中高年の商品部員が店に異動していったのですが今更店舗業務を1から覚えて出来るのでしょうか??

そして私達のような若手が残されました。

本来若手の方が店には適合するのですがね。

もしかして中高年を今更店舗へ異動させて音を上げさせ退職させようという魂胆なのか…

やる気のない社長

社長が社長室からあまり出てこなくなりました。

昔はカリスマで社長のリーダーシップで会社自体が盛り上がっていたといっても過言ではありませんでした。

ただ、ここの所在社していても社長が事務所へでてきません。

以前は商品部へも積極的に来てもらい、色々意見や励ましの言葉をいただいたものです。

社長室からテレビの音が聞こえてきます。

一日中テレビを見ていたようです。

徹底的な経費節減

筆記用具を一回集めて再配分をしたほか、コピーを控え、裏紙の使用、社用封筒の社内使用厳禁などの細かい物から、チラシなどを含めた販促費の大きなカット、店舗スクラップ、新店応援の原則禁止など禁止禁止に次ぐ禁止でした。

会議定例の月一回の会議を除いて廃止されました。

まあ楽には楽ですけど、あれだけ会議大好きだった会社がなぜ?と思ったものでした。

設備開発の中止指令

商品部でずっと開発して店舗に導入していた自立型プリント機の開発設置の中止指令が正式に親会社からありました。

私が最初に本社に来た時から5年間進化し続けて何百台も全国の店舗に設置しつづけてきたこの会社のいわば財産というべきものです。

大手印刷会社と共同で開発してきました。他社の引き合いもありこれからという所でしたが…

親会社にも同じ種類の競合機があり、この共同開発した大手印刷会社とはいわばライバル関係でしたから中止させられるのは当然だったのでしょうが、これには商品部も落胆しました。

仕事を辞める予兆があちらこちらで…

こんな事ばかりでは、もしかしてこの会社自体が清算されるのでは?という停滞感が皆に広がります。

もういくら社長だろうが部長だろうがもはや一介のサラリーマンでしかありません。

すべては親会社の移行次第なのです。

これが子会社の運命なんだなと思いました。

次第に退職者が増えていきました

退職者が増えるとその負担をかぶる社員のモチベーションが落ちてまた辞めていく、この悪循環が始まりました。

会社に希望が見えなければ少しの負担でも超えていくのは難しいのです。

店舗閉店ラッシュ

 

閉店のお知らせ

採算ベースで赤字の店舗は有無も言わさず閉店していきます。

もう開店はほとんどないので、什器(陳列用の棚)などの固定資産の行き場所がありません。

開発部署はそんな店舗備品の整理と、家賃の減額交渉などで疲弊しきっていました。

また大勢のパートさんたちも閉店解雇となりました。



辞めるべきか残るべきか

この会社に残るべきなんだろうか?

もし会社が清算されても、ほかに吸収されても本社に残ることはできないだろう。

でも、また店舗に戻るのも何度もしんどいな…

今の本社勤務という肩書のまま転職した方がいいのでないか?

いなくなった人たちとの顔が浮かびます。

うつで復帰してくれた時に励ましてくれた人たちもずいぶんいなくなりました

ここに居たかったのに涙を飲んで去っていった皆さんに申し訳ない気持ちもあります。

ただ病気から復帰したときに決めた信念…会社に依存しないという事を貫いて自分で新しい世界に飛び込む決意をしました。

「申し訳ないです!辞めます!」

意を決して本部長に言いに行きました



まとめ

会社が倒産したり生産吸収などがされるときは今までにない人員整理や経費節減や開発計画の凍結などが発生することが多いです。

私のいた会社は倒産ではありませんでしたが、倒産の予兆がある場合は上記の予兆にプラスして社長が銀行に頻繁に出かけたり経理部長が退職したり給料の遅配などがあるようです。

昨今でも世の中はめまぐるしく変わっていきます。

普段から、自分を客観的に見つめ、いざという時のために備えていることが大事ですね。

次回記事

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