「自分は上司とはまあまあうまくいっているとは思うけど…」
「お互いの気持ちまで腹を割って話すほど親しいわけじゃないし、報連相以外に話すネタもない…」
そんな風に感じていませんか?
でも、隣の同僚・佐藤は部長といつも楽しそうに話している。
部長が佐藤と話している時は、いつも大笑いしているし、あいつは部
長に可愛がられている。
「佐藤みたいに、うまく立ち回れたらいいんだけどな…」
そんな同僚を表には出さずとも羨ましく見ていたことはありませんか?
今回はそんな「上司に可愛がられる部下」が、どんなテクニック(無意識のうちに)を使っているのかを徹底検証していきましょう。
その秘訣は上司への「共感」と「感情の先回り」にあります。
目次
「媚びる」はNG!目指すは上司にとっての「猫」のような部下
「上司に可愛がられるって言っても、今さらキャラは変えられないし…」

「そもそも、上司に媚びるなんて絶対したくない!」
そう思うのは当然です。当ブログでも、ゴマをすってまで上
司に全振りするようなやり方はおすすめしません。
目指すのは、上司にとって「猫」のような部下になることです。
上司があなたの機嫌を伺うくらい、いわゆる「上司たらし」の域まで行ければ完璧です。
常に上司が良い意味であなたを頼りにしてくれるところまで持っていきましょう。
いわゆる上司にとってあなたが「ご意見番」的な位置まで行ければ大したものです。
ここまではなかなか大変かもしれませんが頑張っていきましょう。
上司に「可愛がられる」部下になるための3つのステップ
それでは、具体的に上司に可愛がられる部下になるための方法を見ていきましょう。
ステップ1:上司の「聞き役」に徹する
上司という存在は何かと部下に疎まれがちです。
特に口うるさい上司は部下から避けられやすく上司自身もそれを薄々感じています。
当然、あなたも嫌でしょうし近づくのも嫌だと感じる人も多いはずです。
しかし、大抵この手の上司は自分が嫌われていることを薄々感じて知っています。
上司自身も、会社の方針や指示となれば部下に厳しいことを言わなければならないという後ろめたさがあります。
そして、心のどこかで寂しさを感じているのです。
このまま部下に避け続けられるとどうなるか?
グレてしまった上司は、ますます部下にきつく当たってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
だからこそ寂しさを感じている上司に勇気を絞ってあえて飛び込んでいきましょう。
「あの〜、ご相談があるんですけど…」
寂しい上司にとって近寄ってくる部下はとても嬉しいものです。
しかし上司によっては「ん?忙しいんだよこっちは…」と邪険にされるかもしれません。
上司はあなたが相談してくれた驚きとほぼ照れ隠しで、とっさに「忙しい」と言ってしまうことがあります。
その時は謙虚に残念そうに引き下がりましょう。
邪険にされたらむしろチャンスです。
その上司の記憶には確実に残ります。
上司は、急に頼りにしてきたあなたに悪いことをしたという強烈な後悔に襲われるでしょう。
しばらくはあなたのことを気に掛けるはずです。また後日相談を持っていけば上司はホッとしてあなたを歓迎してくれるでしょう。
ステップ2:上司の「指示の意図」を深掘りする
会社の指示に一所懸命な上司にありがちですが、会社の指示をそのまま部下に丸投げしてしまう上司がいます。
おそらく身に覚えがあるかと思いますがいわゆる「上司の丸投げ」ですね。
このような上司が丸投げしてしまうのは指示の意図自体を部下に伝えるのが苦手だからです。
「丸投げじゃん!」と思いながらもグッと耐えて「はい」と生返事をするのではなく、上司に指示の意図を積極的に確認しましょう。
「課長も管理職として大変ですよね〜」という雰囲気を出しつつ、上司にこの指示の意図を確認するのです。
その指示の中で上司が少し愚痴っぽいことを言ったら、すかさず拾ってください。
「いや〜俺もさ、この指示が納得できない部分もあるんだけどさ」といった部分です。
そこにすかさず上司をねぎらいましょう。
「課長も管理職として大変ですよね指示についてはなんとかやってみます」といった感じで、上司に同情するのです。
上司は「自分の苦労をわかってくれるな、こいつ…」と、部下が可愛く見えてきます。
このようになってくると、あなたは何かあると上司の聞き役になっていくでしょう。
もちろん、これでは心を開かない上司もいますが、「俺の気持ちを少しでも理解してくれそうな部下がいる」ということは、上司としては嬉しいものです。
ステップ3:たまには「猫のように」距離を取ってみる
上司とある程度距離を詰めてきたら、今度は少し距離を取ってみるのも効果的です。
何か少し荒い口調や無茶ぶりなどをされたら少し「プイっ」としてみるのです。
ここまでくるとカップルみたいになってきますが、上司はある程度距離を詰めた部下に「嫌われた?」と途端に寂しくなります。
ここでガチでキレてはいけません。
メールを遅らせてみたり、少し期限の悪そうな返事をしてみたりすると良いでしょう。
ただし、上司がイライラしている時は逆効果なので絶対にやめましょう。
「カップルかよ!」と思った方もいるでしょう。
一緒ですよ!上司と部下もカップルも、1対1の人間同士なのですから。
唯一の味方になる(フリ)も時には必要
「うーん、でもやっぱりなんか上司に媚びるような真似はしたくない」というあなた。
したたかでずるいやり方かもしれませんが演技ででもやってみる価値はあります。
上司も会社と部下の板挟みになって苦労しています。もがき苦しんでいるのです。
上司の姿を少し観察してみてください。きっと小さなため息と、どこか物憂げな表情をする時があるはずです。
せっかく時間を割いて会社に時間を捧げているのですから、上司との関係が良好に越したことはありませんよね。
まとめ:上司との良好な関係は「戦略的コミュニケーション」から
•上司の「聞き役」に徹し、共感を示すことで信頼関係を築く。
•指示の「意図」を深掘りし、上司の苦労を理解する姿勢を見せる。
•時には「猫のように」距離を取り、上司にあなたの存在を意識させる。
•「唯一の味方」であるフリも、円滑な人間関係には有効な手段。
上司に可愛がられる部下になることは、決して媚びへつらうことではありません。
それは、上司の心理を理解し、戦略的にコミュニケーションを取ることで、お互いにとって働きやすい環境を築くことに繋がります。
今日からこれらの心理術を実践して、あなたの職場での居心地をより良いものに変えていきましょう。
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