会社員として働いている以上避けて通れないのが「評価」です。
あなたがその会社に勤めている以上役割を与えられ目標・ミッションを達成することが求められます。
その目標の達成度と勤務態度などで評価が決まるわけです。
ただ…
「なんであいつの評価がいいんだよ!奴全然仕事してないのに…」
「上司にうまく取り入ったよな、仕事出来ないのに…」
「彼あんなに成績がいいのに評価が報われないよな…」
など評価に関しては感情論も含め社内で色々な声が飛び交っていませんか?
残念ながら完全に公平な評価というのは無いというのはもう薄々お分かりかと思います。
対人間の評価である以上好き嫌いやその人の勤務態度などが加味されるのは当然ですね。
今回は評価に関していまいちよくわからんというあなたに会社が評価する人材というのはどんな人材なのか考えていきましょう。
評価の良し悪しは会社が求める人材像かどうか
鈴木今回いい評価もらったらしいぞ…
同期同士でそんな話で盛り上がっています。
しかし鈴木君がどの会社でもいい評価をもらえるとは限りません。
ガンガン率先垂範をする人が評価される会社もありますしメンバーを後ろから支えるような影の存在が評価される会社もあります。
その会社が求める社員像というものがあります。
会社の企業理念などを見てみる
個々の会社が求める社員の理想像というのは、その会社の企業理念や行動指針などに表れています。
こういう社員であれという事です。
朝礼などで唱和している会社であれば多少は耳にしていると思いますが普段から意識している人は少ないでしょう。
これは大きなヒントになります。
まだ開業して間もない会社などは特に経営者が社員に理念を意識させたいのでこういった指針が重要視されます。
どの会社でも求められる能力とは?
会社によって評価の基準が違うと言いましたが、ほぼどの会社でも求められる普遍的な能力があります
社会人のベースとなる能力です。
会社とは組織である
それは「コミュニケーション能力」です。
なんだ…あたりまえじゃん!と思うでしょうがここでいうコミュニケーションとは話し上手とか皆に優しいとか言う事ではありません。
チームを団結させ1つの目標に向かって導く事です。
という事は時々はぶつかったり厳しい事を言わなければいけないということです。
ただ優しいだけではダメなのです。
場を盛り上げ皆がやる気になる環境を整えられる人がどの会社でも必要とされています。
自分が出来ているだけではダメ
ただ営業などで成績が良い人でも社内に味方がいない…という人は特に管理職として評価されることは難しいでしょう。
他人は関係が無い! 俺の成績がすべて! という人です。
こいいったプレイヤー目線の人は若手のうちはいいのですが、ずっと鉄砲玉扱いされて本人も何時まで経っても楽になりません。
言い方は悪いですが、成績が悪くても仲間を後ろから焚きつけて人を知らず知らずのうちに動かすような人の方が評価が高い会社が多いです。
組織として「人を動かす」というのはとても強力な能力になります。
会社の面談などで「自己評価が低い!もっと自信を持たないないとダメだよ…」と言われる事はありませんか?仕事で同僚がバリバリやっていたり、同期が頑張っている姿や結果を出している姿を見ると思わずはあー 私ってダメだ…すぐ自[…]
社内で味方をどれだけ増やせるか
会社で評価されるという事は、自分だけ頑張っても仕方がないという事です。
部下が後輩がいない時はそれでいいでしょうが、部下が出来たらそれではいけません。
チームの為に仕事をし、味方をどれだけ付けられるかがカギになってきます。
仕事出来ない奴は関係ないよ!という人は、すこしでもつまづいたら途端に皆の攻撃の的になります。
普段から皆の事を考えている人は、いざ困ったらたくさんの人が助けてくれます。
少し位の失敗でも、いいよいいよとかばってくれます。
しかも、良い評判というのは勝手に独り歩きをして行きます。
良い評判が独り歩きすれば楽ですよね?どうしたら良いのでしょう?
皆に貸しを作る
少しずるいやり方ですが、人のミスに関しては出来る限り許してあげてください。
そのミスで本当に困った時でも怒りの気持ちをグッとこらえましょう。
相手の恐縮が拍子抜けする具合に優しく許してあげるのです。
ただなんでも許してしまうと何しても怒らないと思われてしまうので、ある程度怒りの感情を周りの誰かに伝えましょう。
周りのだれかから「なんか怒っていたよ」と謝る本人の耳にあらかじめ入っていれば効果的です。
恐る恐る誤ってきた人に過剰に優しく許してあげると、あなたにものすごく借りを感じるはずです。
そうすればあなたに感謝して何かあったときに借りがあるとなにかと助けてくれるはずです。
少しずるいやり方ですが相手にした態度は必ず自分に返ってくると思う事が大切です。
ただ、社内で問題になるようなミスは例外です。
自分だけいいい恰好をしない
周りがどんなに自分より仕事が出来ないなと思ってもそれを態度にあからさまに出してはいけません。
あくまでもチーム優先しその中での役割を演じてください。
後ろから皆を見て支えてあげるのです。
部活のマネジャーのような立ち位置でいるといいかもしれません。
今のマネジャー像とはまさにこれです。
率先垂範は大事ですがビシビシ管理するのはもう時代ではないのです。
あなたの職場や部署の雰囲気はどうですか?なんかピリピリして不機嫌でいるのもしんどいなって思う時ありませんか?そんな場を明るくしてくれるムードメーカーみたいな人がいたらな…このご時世業務効率化や在宅勤務者の増加で職場出[…]
まとめ
・企業規模が大きいほど一匹狼タイプは敬遠される。
・普遍的に評価される人は組織全体を盛り上げる目を持つ人。
・味方をたくさんつけることが大事