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理想の上司?

理想の上司ではなく嫌われない上司になる3つの方法

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今度の昇進でとうとう私にも「部下」が出来た

上司には散々嫌な思いをしてきたから自分はそうはならないぞ!

部下にとって「理想の上司」になるんだ!と張り切ったもののいざとなったら部下にどう接したら良い?

気付けば部下の態度に一喜一憂したり段々顔色ばかりうかがって来てるのがわかります。

叱ればすーっと逃げていくように避けられるし

飲み会などで距離を詰めようとしてもまた逃げられます

そして考え始めます。

「理想の上司」って何?

芸能人の「理想の上司」ランキングなどを見てみますが、確かに温厚そうな感じの人?面白い人?が選ばれている傾向がありますね。

まあその俳優さんの役のイメージで温厚そうだから選ばれてるんじゃないの??とも思えなくもありません。

そんなことを考えていると理想の上司になろうと思えば思うほど苦しくなっていくのです。

あえて言います!

「理想の上司」になろうとするだけムダです。

理想の上司ではなく嫌われない上司になりましょう。

好かれなくていいのです、上司を嫌いでなければ部下は組織の決まりに従いちゃんと上司についていきます。

今回はそのコツを考えていきましょう。



理想の上司って何?

イメージで見ているだけ

上司
まあ部下にとっては理想の上司でありたいというのはあるけどね…
理想の上司像ってよくわからないんだよね

定期的に発表される「理想の上司は?」質問

今をときめく芸能人やらスポーツ選手の名前がランキングを占めています。

ただ本当にその人達の部下になった事がある人はいるでしょうか?

まずいないでしょう。

ただその人が演じた役柄などのイメージでほぼなんとなく「優しそう」「励ましてくれそう」などのイメージで見ているだけです。

しかも人選もバラバラじゃないですか?

そんな「理想の上司像」などほとんど気にする必要はないですね。

部下のその場の願望

「理想」というものに一貫性はありません。

部下のその時の好き嫌いであり好みの人でありつまりは単なるその場での願望という事になります。

そして理想はその時々によって変わるわけで部下の「理想の上司」なんてものはもう一回言いますが単なるイメージです。

具体性などありません。

つまりその場の願望を「理想」という言葉に置き換えているだけです。

部下のその時々の状況や気分によって理想なんてものは変わるのです。

上司
たしかに部下だって性格バラバラだし上司も合う合わないあるだろうね



理想の上司を追い求めてはいけない理由

そうなると「理想の上司」にならなければいけないという事自体が無駄なのではないでしょうか?

だって部下のその時々の気分に合わせて行かなければならなくなるからです。

部下たちにふりまわされて疲弊するばかりです。

恋愛でも理想のタイプは人それぞれ違うように理想の上司も人それぞれ違います。

部下が2人いればそれぞれに理想が異なるのは当たり前です。

そうなるとすべての部下の理想を叶えるのは実質不可能と言えます。

もしAさんの理想の上司になったとしてもBさんの理想の上司にはならない可能性だって大いにあるわけです。

ですから「理想の上司」になろうと思ってはいけません。

上司
Bさんが落ち込んだ時にAさんと同じ様に励ましたら逆ににらまれたんだよなあ…
Aさんは元気が出たって言ってくれたのに…
部下によって性格も違うし難しいよね。
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上司として最低限嫌われないようにするには?

理想の上司は追い求めるだけ無駄ですが、とはいえ嫌われる上司にはなりたくないですね。

俺は部下に嫌われてもあえて部下の為に厳しい事を言うんだ!という上司もいるでしょう。

残念ながらこのような事を言う上司は結果論で開き直りである事が多いです。

今の世代の部下は厳しい言葉は逆効果です。

コミュニケーションがとても大切な年代です。

ですから上司と部下のコミュニケーションががスムーズに越したことはありません。

ただ部下に媚びるような事はしたくない!

そんな上司の方に最低限部下に嫌われない上司像を上げていきます。

部下に好かれなくてもいいんです。

上司
部下に嫌われてるのが悲しい反面そんな開き直りしかできない上司って
結構いると思うよ。

部下を理解しようとする

部下に対して何かと腹を立ててませんか?

やる事成す事腹が立って仕方なない、ほんとにあいつは何もできない奴だな!

そうやって部下に対して何かと腹を立ててませんか?

まあまあここはひとつ冷静になって考えてみましょう。

ここで質問です。

なぜ部下が何もできないと考えたことがありますか?

もしかして腹をたてている上司に委縮してしまってるのかもしれません。

もしかして何も話を聞いてくれない上司に対して反抗しているのかもしれません。

まず第一に上司として部下の事を理解してようとしていますか?

あなたが部下だった頃を思い出してください。

会社=上司といっても言い過ぎではありません。

部下は上司の様子をよく見ています、あなたが部下を信用せずにいつも疑念の態度を見せていると部下の気持ちは離れていきます。

部下に対して決めつけをせず何をしてもまず「理解をしようと心がける」姿勢が大切です。

これが出来れば部下に最低限嫌われることはありません。

上司
たしかに上司って立場で言いたい放題行ってたかもな。
そういわれてみれば反省すべき点はあるよ

部下を1人の人間として接する

部下は上司の指揮系統に入り上司の指示命令にに従う事が会社のルールではありますが

あなたの家来ではありません。

上司が早く帰りたいからといって部下に仕事を押し付たり、上司の個人的なこだわりで部下を振りまわす。

部下は上司のそんな自己保身的な振る舞いには敏感に気づきます。

また部下より常に上の立場にいなければならないと虚勢を張ってしまうのもダメです。

上司という権威で人を動かそうとするのは自分が無能だと部下に語っているようなものです。

「おい!上司の言う事が聞けないのか!」

最近はこんなセリフを言う上司は減ってはいますが、上司部下の信頼関係が完全に崩壊しています。

部下を1人の社会人として扱いましょう。

部下が仕事で何か失敗をしたとしても

「おい!なんでお前こんな失敗したんだ!ホントダメだなおまえは!」と頭ごなしに叱れば部下は委縮します。

そして失敗しないような仕事しかしないばかりか、怒られたくない一心からトラブルが潜在化する場合があります。

(ただ今これはもう人格否定のパワハラ案件になるかもしれませんね)

「今回なぜ失敗してしまったと思う?何か思う意図はあったのか?」

というように部下に考えさせ話させるようにし、常に部下の考え方と意図を理解共有するようにしましょう。

話を聞いてくれてわかってくれる上司だと思われることが部下の信頼を得る事につながるのです。

上司
いや、これは上司としての余裕のなさもあると思う
反省しなきゃダメだね

自分の軸とこだわりを部下と共有する

上司が変わると身の回りのルールがガラッと変わってしまったという経験はありませんか?

「積極的に外出してお客様に会って声を聴いてこい!」と言っていた上司が変わった途端に今度は

「むやみやたらに外出して無駄な時間とお客様の貴重な時間を奪うな!」

新しい課長になったら言ってる事が180度変わってしまった…

これは上司1人1人が判断の軸とこだわりを持って部署を管理しているからです。

これは部署をあずかる上司としては当然です。

上司として部下に嫌われる要因の1つに「軸とこだわりが無い」という事が挙げられます。

つまりどういうことかというと、周りに流されていとも簡単に考えを変えてしまということです。

部下が上司の指示を受けて動いたのに、上司の気が変わり後ろからはしごを外されるような事が起こります。

更に始末が悪いのは、上司の上司に言われて部下をかばってもらえず見捨てられるような事が起こります。

これでは上司が信用できませんし、今後上司が信用できず怖くて何もできませんよね。

部下に「あの課長指示出しておきながら責任とらないんだよ。最低だよ」とか

「部長の指示ですぐ指示変えちゃって上しか見てない保身課長!」

などと陰口をたたかれしまいに部下の信用を完全に失うばかりが部下が自発的に動かなくなります。

ですから上司として部下に自分の考えの軸を共有しておくことが大事です。

例えば「お客様の安全が何よりも大切だ」と上司のあなたが部下に共有しておくとします。

部下は何かが起こった時に上司の軸の通りお客様の安全を第一に考えた行動を躊躇なくおこします。

安心して素早く行動が起こせるのです。

上司の軸がぶれない以上会社や上役にもしっかり責任を取ってくれるでしょう。

部署全体が上司を中心に行動指針が共有され強い組織づくりと上司への信頼が生まれるのです。

そんな上司が嫌われるはずはありませんね。

上司
自分の軸(譲れないものや想い)を共有しておくことはとても大事なんだね
よしさっそくミーティングを開いてみんなと共有しよう。

ただ1つだけ上司として注意しなければいけない事。

部署で共有した軸に対する部下の行動については上司が責任を取る事!

これが出来なけば部下の信頼はゼロになります

まとめ

理想の上司ではなく嫌われない上司を目指すには

・「理想の上司」を目指してはいけない
・「理想の上司」像は人により変わるので追い求めてもキリがない
・上司として最低限これが出来ていれば部下に嫌われることはない
   1.部下を理解しようとする
          2.部下を1人の人間として接する
         3.上司の軸をこだわりを部下に共有しておく

これが出来れば嫌われない上司を通り越して信頼できる上司に近づくでしょう。

結果多くの部下が抱いている「理想の上司」になっているかもしれませんね

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