今まさにトラブルが起こり社内で緊急の対策会議が行われています。
今回なぜこのような事が起こったのか?
今後の対策は??と議論が交わされています。
ただこんなに建設的な場であるはずの会議にやたら斜に構えてことあるごとに口をはさむ人達がいます。
「もうさ、うちの会社の体制がそもそもおかしいんだよ…」
おっ!社内評論家の登場です。
「えー?最初からこんなことになるってわかってたよ俺は」
おっ!山本さんもここで持論を展開、得意の後だしじゃんけん発言!!
何か事が起こると、さも自分とは何も関係ないように自分の持論を語る社員は居るものです。
そして大抵この手の発言はちょっと斜にかまえたアウトロー系の先輩か目上の社員が発言します。
これが同僚や後輩の発言であれば「もっと前に言えよ!わかってたんだろ!」の一言でも浴びせてやりたいところです が
上司や先輩の発言なんので言うに言えずモヤモヤをため込むばかり…
実際こういう発言が若手のテンションを落とすわけですが、こんなことをいう人の生態はどんなものなのでしょうか?
対処する方法はあるのでしょうか?
この記事はこんな方にお勧め
・どのような神経でこのような発言しているのか生態が気になる。
・社内評論家と後出しじゃんけん社員への対処法を知りたい。
このような人種は一言でいうと、自分を上に見せたいマウント行為です。
さて、さっそく生態を見ていきましょう。
社内評論家とは?
社内評論家って、そんな役職はもちろんありません。
正式な役職名で社内評論家という名前を採用している会社はないでしょう。
社内評論家とは「文句ばかりを言って、改善をしようとしない人」です。
良い方向への改善提案をする人ではありません。
改善をしようと動くわけでも、責任があるわけでもありません。
社内でも相談役やアドバイザーや経営企画などの業務の方は似たような事を言いますが、これら役職にはその言葉に責任と改善に向けての責任を取る必要があります。
言うだけ言って何もしないのが社内評論家の特徴です。
「だからうちの会社はさ~」
から始まって文句や体制批判が止まりません。
身内だけのMTやき喫煙所や飲み会などが評論家の主なステージです。
上位職の社内評論家になると会社の公式な会議などでも平気で持論を展開します。
これは一見若手にとってはよくぞ言ってくれた!と一瞬期待をしてしまう事もありますが
ただ、これをやるのは俺じゃないからさ…などと当事者意識ゼロの発言を連発します。
当事者になるような事をわざわざ言う事はありません。
ほとんどが現体制の批判ばかりなので、評論家と一緒にいると気持ちが引っ張られ自分もマイナスな気分になってしまう事が多くエネルギーを吸い取られます。
なら辞めればいいのに…と思ったところで絶対に辞めないでしょう。
後出しじゃんけん社員とは?
これも社内評論家に似たメンタルを持った人種ですがなかなかイラっと来る人種です。
例えば後輩が頼んだ仕事を何もやっていなかったとします。
すると後輩が「あー今ちょうどやろうと思ったんですよね…」で他後出しじゃんけん発言
まだこれなら百歩譲っても許せますが、お客様のクレームになった後に同じセリフを言われようものならふざけんなとしか言いようがありません。
素直にあやまればまだ許せるものを…
さらに腹が立つのはクレームが起こった後に
「本当はこうした方がいいのは分かってたんですけど~」
じゃあ先にやっとけや!!!!と思うのを必死にこらえながら我慢すると更にムカつくひとこと
「〇〇さん(あなたの名前)が〇〇って言ったからやらない方がいいかな~と思って…」
はあ?
後出しじゃんけん社員の真骨頂、ザ・責任転嫁&マウントスペシャルです。
本当に腹が立ちますよね…
この2つの社員に共通するメンタル
さて、この2つの社員に共通するメンタルがあります。
それは…
「自分がすごいと認めてほしい」つまりゆがんだ承認欲求です。
言い方を変えると自分がダメ社員だと思わるのを極端に嫌う他人の目を人一倍気にしてしまう人なのです。
寂しがり屋のかわいそうな人だと思いましょう。
え?そんな気の弱そうな人ではないって?
いえいえ、そういう人ほどミスをしたら評価が下がると必死になります。
そして自分がミスしたのではない、他人に責任を転嫁させるために必死のパッチ(めちゃくちゃ必死になる)なのです。
また、それと同時に自分が常に優位に立つための発言(マウント)を繰り返すのです。
本当に自信があれば誰に何を言われてもあまり気にならないものです。
「弱い犬ほど良く吠える」
まさにこれです。
あなたの会社にも「意識高い」人はいるでしょう。意識高いのであり実績が伴っていればそれはとてもいい事ですが、やっかいなのが意識高い「系」の人々です。「系」の人々が欲しいのはただ一つ「他人からの賞賛」のみです。つまり承認[…]
社内評論家と後出しじゃんけん社員の対処法とは
社内評論家も後出しじゃんけん社員も実害は無いと言えばないでしょう。
ただ、イラっとする事は確かですね。
無視すれば一番いいのですが、それではこの方々の承認欲求は満たせません。
基本無視ですが目に余るようならダメ元であおってみましょう。
社内評論家の先輩には一度とことんまで付き合ってみましょう。
中途半端な共感が一番彼らを消化不良にしてしまいます。
社内評論家君が怒っています。
大体人が少なすぎるんだよ
まあそうですね…と甘共感すると、おそらく評論家の話はネガティブから止まらなくなります。
なら一度とことん付き合ってみましょう。
人が少ないのはなんでなんでしょう??
などと素直に質問していきましょう。
人が少ないのはまあ経費的なものもあるんだろうけどな…
だんだん言っている社内評論家も訳が分からなくなってくるはずです。
いわゆるダルがらみをしていけばいいのです。
だんだん社内評論家はめんどくさくなってきます。
そこで追い打ちしましょう。
今度〇〇さんの意見を(社内評論家)上層部に直訴しに行きませんか?みたいに言ってみてください。
きっと「いや…そこまでじゃないんだけどさ…」と逃げ始める事でしょう。
下からイジリ倒す位の気持ちで行きましょう。
後出しじゃんけん社員も同様です。
このように言ってきたらダルがらみしていきましょう。
〇〇さんの意見がもらえれば鬼に金棒ですね!
ただ、このダルがらみはくれぐれも嫌味な言い方にならないように注意しましょう。
言い方が上から目線にならないように素直な子を装って話してください。
ただ気難しそうで嫌味な上司には使わず、「そうなんですね…」でひたすら流しましょう。
問題意識を持っている人と思えばいい
直接ダルがらみする事なんて出来ない!と思ったあなた。
ムカッと来ることは多々あるかもしれません。
ただ社内評論家も後出しじゃんけんさんも、会社の害悪!と決めつけるのはよくないです。
見方を変えてみれば、会社の問題点をよく考えている分真面目?と思えませんか?
自分に関係ない事まで分析して教えてくれてると思えば(思うしかないかもですが)
会社の事をよく考えている人なのかもしれません。
後出しじゃんけんさんも、もしかして自分に関係ない事をシミュレーションしてくれていてあなたにそっとあとから教えてくれていたのかもしれませんね。
(これは少しプラス思考が過ぎるかもしれませんが…)
どちらにせよ、問題意識を持っている人?と考え直せば少しは溜飲が下るのではないでしょうか?
皆さんは「クレクレ君」って言葉は聞いたことがありますか?なんでもかんでも人に一方的に何かをしてもらおうとする人種です.〇〇してくれの「くれ」からきている言葉です。今回はこの「クレクレ君」の特徴と生態とその末路について[…]
まとめ
・社内評論家とは社内批判を当事者ではない事を良いことに言いまくる。
・後出しじゃんけん社員は責任回避とマウントが主な目的である。
・両者とも自分の存在意義つまり承認欲求を満たしたい。
・対処するにはダルがらみをして面倒と思われると良し。
・考えようによっては会社の事をよく考えている人である。
社内評論家も後出しじゃんけん社員も、ダルがらみだけではなくたまには真剣に悩みを相談しに行くと意外と親切に考えてくれるかもしれませんよ。
あー上司とうまくいかない…意見も会わないしやたらマウント取って来るし。でも何も言えないんだよな…怖いというかイライラをまき散らしてて何を言っても言いくるめられるし。上司としての圧がすごいしちょっとでも否定的な事を言っ[…]