仕事をする中でどうしてもトラブルというのはどうしても起こりますね。
よくあるトラブルであればもう慣れたものでしょう。
ただトラブルに対処した後どうしていますか?
いやいや、良かった良かったで終わりにしていませんか?
それの何がいけないの?という所なんですが、あなたが管理職であればそれではいけません。
は? って声が聞こえてきますが、管理職であれば今後そのトラブル自体を防ぐことまで踏み込まなければいけません。
ここまでして本当の解決なのです。
ちょっと何言ってるかわからない…
と思ってしまうかもしれませんが、ここまでして本当の問題解決なのです。
サラリーマンでは上位職に行くほどこの「問題解決」の力が必要とされています。
では、この問題解決とはいったいどういう事か、やちださんと考えていきましょう。
対処と解決の違いとは?
やちださん、どうしたの?

対処?そうなんだ、だからいつもバタバタしているんだね。
なんかいつも大変そうだよね。

なんとかしたいよ。
そうか、なぜ対処ばかりに追われるんだろうね。
おそらくトラブルの対処はできているんだけど問題自体を解決していないからじゃないかな?
今日は「そもそも論」を使って仕事の問題を解決する考え方を教えてあげるよ。
これでやちだくんの仕事が減るから、頑張って勉強してみよう。

早く教えてください!
「そもそも論」知ってるかな? あまりいい意味でつかわれない言葉だとは思うけど、物事の根元を引き出すのには非常にいい考え方なんだよ。
それでは、これから一緒に勉強していこう。
問題を出していくから、一緒にこたえてくれる仲間としてやちこさんも呼ぶね。

問題解決へのアプローチ方法
それでは、ここで問題を出していこう。
一緒に考えて行ってね。

あなたはあるレストランの店長です。
店長の研修で、月曜日までお店を離れています。
その為信頼できるチーフににお店を任せています。
その日はイベント会社からお弁当50個の注文を受けることが出来たため
日曜日10時に会社に届けることになっています。
チーフから連絡があり前日に仕込みを終えて当日朝7時頃から作り始めたようですが
オーブンの調子が悪く温度が上がらず、メンテナンス会社に連絡したものの
日曜日の早朝で誰もいません。メニューを何とか他のもので代用し、
10時半に届ける事が出来そうです。
さて、あなたならチーフにどういった指示をしますか?
さて、やちだくんならどういう指示を出すかな?
まずは

そうだね、それは必要だね、ほかに何かある?やちこさん

そうだね、この2つは指示が出来そうだね。まだあるかな??

そうそう、直す手配をしないとね
あとは?

まあこれもあるでしょうが、すぐには契約を変えるのは難しそうだね。

まあこれも間違えではありません。間違えではないけど、あまり現実的ではないね…
さて、色々な意見が出たかと思います。
ひとまず大きなクレームにはならなさそうな感じではあります。
ただこれで安心して終わってしまうといままでと変わらない対処で思わってしまうよ。
問題は見えない所にある
じゃあ質問だよ。
そもそもなぜこのような事が起こったんだろう?



であれば、下記の事を考えるよね?
・オーブンの新規購入の見積もりを取っておく
・オーブンのメンテナンス体制をもう一度みんなで見直す
今回は店長にも責任はあるけどこの2つの指示は大事だよ。
ここを見直さないとまた再発する可能性があるよね。
そもそもなぜこうなったのかを解決しなければまた同じような事が起こってバタバタする羽目になるよ。
オーブンは古ければ古いほどずっと故障が起こり続けるね。
それをやっているうちは、解決したとは言えないよ。
ずっとこのオーブンの対処に追われることになり今度は大事になるかもしれないからね。

そこを解決しておけばオーブンの壊れる確率も大きく減るものね
これで本当の解決だね。
まとめ
ではまとめよう。
そもそもの原因は何か?を突き詰めていくと本質的な原因が見えてくる。
そして見えない所に問題っていうのは眠っているんだ
そもそもを突き詰めていくと、自ずから根っこの原因にまで行く着くはず。
この問題の本質部分を解決していけば、余計な対処でバタバタすることも減っていく
そして管理職になったらヒト・モノ・カネ(売上など)の管理と同じ位求められる能力なんだよ。
これからも問題解決を心掛けてね。
