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いざという時的確な対策指示を出す方法は?

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お仕事の中で大きなトラブルが起こると「対策会議」という名の会議が開催されます。

そして偉いさんからその問題を改善するための案を出し合うように言われます。

主にブレスト形式(思いついたことをざっくばらんに数を出していく方式)もあるでしょう。

その時にあなたはぱっぱとアイデアを出すことができていますか?

もしくは会議ではなくても部下や後輩に対処や代替え方法などを的確に指示出来ていますか?

いや、無理!気の利いた事を言おうと思うけどいざとなるとどうやって指示したらいいのかわからない…

そんな方もいるでしょう。

皆さんは「創造力」という言葉を知っていますか?

「想像」力の方がピンとくるかもしれませんね。想像を膨らませる…的な事で使いますね。

この「創造」は天地創造というようななんか壮大な力を誇示するかのようですね。

ただ、ビジネスマンとしてはそのくらい壮大な力に匹敵するような大きな力となります。

アイデアが出る人間になれますよ。

創造力?想像力?よく聞く言葉ですが違いってわかりますか?こんな感じです。

 

1.想像力…想像する能力や心の働き

2.創造力…新しい方法や違う事象を作り出す力

 

今回は創造力とはなにか?また創造力を鍛える方法について考察してみたいと思います。

これは管理職では必須のスキルと言い切ってもいいでしょう。



仕事における創造力とはなんだろう?

創造力とは何でしょう?

英語でCreation (クリエイション)新しいものを作り出す力とはかっこいいですね。

あのドラッガーが企業の目的は「顧客の創造」とかつて言ったように、「創造」という新しい物や策を作り出すことはと企業での命運を分けるほど大切な事です。


ただ「創造」というキーワードは経営層レベルの話ではないの?と思われがちですが、意外と身近に発揮されている能力でもありますし、発揮の良しあしが仕事のレベルに直結するといっても過言ではありません。

何かを解決するときに色々な代案やアイデアを出すのも創造力です

例えばこんな時に創造力を発揮してみましょう。

あなたが仕入れた栄養ドリンクが150円でも全く売れず在庫が1,000本 さあどうする?

さあどうしましょう?

 

A君
えーっと、100円に値下げして売ります
 

いいですね。

Bさん
2個買ったら250円にします

 

 

Cさん
おまけをつけます
 

なるほど…

 

Dさん
試供品をくばったらどうかな?

 

おー どんどんいいアイデアがでてきます。もっと思い切ったものはありませんか?

 

 

Cさん
500本くらいほかの店で売ってもらうようお願いします。
 
 
Bさん
近所のイベントで配っちゃえばいいと思います。
A君
もう売れないから廃棄しましょう。
 

 

おいおい、廃棄とはと思いますが、確かに売れないドリンクの場所に売れる商品をちゃんと置いた方が廃棄した分のカバーができる売上がとれそうですね。(機会ロス)

それであれば、思い切って廃棄することも選択肢の1つかもしれません。



上位職には必須の能力

このように少し考えただけでもいろんな代替策やアイデアが出てきました。

この力は、上位職になればばるほど必要になってきます。

部下に判断を求められたり、指示を出す際に色々な方策を出せないといけないからです。

業務をチェックするサラリーマン

自分で考える力を鍛えなければ上位職に行ったときに大変な思いをすることでしょう

部下の案に対して対案を出して考えさせることが出来ません。

また、管理職ではない方でも色々な案を出して上司に上申できれば、上司も判断が楽です。

 

 



創造力は環境次第

アイデアなんてそんなにぱっと出てこない。たしかにそうかもしれません。

ただこの創造力ですが、伸ばすことができます。

私の会社のテスト結果では、比較的伝統のある会社や大企業の方が総じて創造力の点数が低く出ています。

大企業の方が創造力が発揮できそうな感じがしますが。

なぜでしょう?

考えるサラリーマン

実はこのような理由からです。

伝統のある会社や大企業はマニュアルを始めとして様々な対応策がありいままでの先輩方の努力で対応方法が確立されています。


むしろその方法以外の対応が禁止されている所の方が多いので代替え案やアイデアが出しにくい環境になっています。

 

逆に若い企業や成長企業はまだ自分の裁量に任されている所が多く、また、1人で何役もこなさなければなりません。

アイデアや代替案が必要で活用されやすい環境が揃っています。


そのため総じて創造力の点数が高くなる傾向があります。

大企業の人事の方のお悩みには創造力の低さ、セクショナリズムによる視野の狭さに悩まれているお客様も多く成長企業の勢いに大変な危機感を抱えている人事の方が多いです。


ただ、こういう傾向があるという事で、当然すべてがそうではありません。

大企業でも斬新なアイデアを出す会社はあります。

創造力を鍛える方法

では創造力を鍛えるにはどうしたら良いでしょうか?

環境風土で変わるという事はトレーニング次第で鍛えることができます。

創造力というのは、全く違う方向からの視点を入れる事ですので、毎日同じ環境で、漠然と行動していればアイデアは出にくくなります。

出来るだけ異なる環境に触れ、自分と異なる視点を持ち合わせる事が大事です。会社でも、日常生活でも、以下の様な事を意識してみましょう。

1.会社のルールとなっている事でも、他の方法はないかと考えてみる。

2.自分の中で当たり前となっている事を改めて見直してみる。

3.普段と違う道を通ってみる。

4.自分では普段選ばないであろう選択肢をあえて選んでみる

5.新しい習い事や集まりに参加してみる

普段と違う脳の部分使う事で脳は活性化されます。

毎日同じルーティーンだけをこなしているとだんだん考える力が衰えていきます。

新たな発想が出せず考えが硬直化します。

それが頑固な思い込みとなり、柔軟性が消えていくのは少し厄介です。

さあ、創造力を鍛えるために少し違う事を始めてみませんか?

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