日々頑張るサラリーマンへ少しでも仕事が楽になるコツと方法をお伝えします。
理不尽に耐える女性

理不尽な職場はこうして生まれる

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サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ…

昭和の高度成長期にヒットした歌の一節です。

高度成長期といえばお給料が右肩上がりに上がった時代、未来は希望にあふれていたのではないでしょうか?

しかも会社勤めといえば終身雇用と年功序列の時代で働きがどうであろうと一定の給料と昇進昇格昇給が見えていた時代でした。

しかし、この令和の時代サラリーマンが「気楽な稼業」なのかは微妙になってきています。

平均給与は下がり昇給も微々たるもの、業務の効率化とリストラや成果主義の台頭など決して気楽な稼業とは言えなくなってきています。

気楽さが消えた職場では「理不尽」な思いをすることが多くなるでしょう。

皆さんもサラリーマンであれば「理不尽じゃね?」みたいな思いをすることが多々あるでしょう。

特に若手社員はその調整弁に犠牲にされることが多く、組織のねじれの渦中に立たされることが多いです。

特に今労働条件的にはブラックではないのに、離職率が高い会社は常に理不尽が蔓延しています。

今回は理不尽が横行する会社の傾向と対策を見て行きましょう。

当てはまる事が多ければ、あなたが悩んでいる事は耐えるべき事か再考してください。

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なぜ会社では理不尽な事が起こるのか

会社は人の集まりであることは承知かとは思いますが「会社」という物体はありません。

創業者が会社の登記をし、事業の場所を決め契約の約束通りに集まって仕事をしているだけです。




皆が会社と信じて出勤しているから成り立つ単なる人の集まりとも言えます。

ですからほとんどは人と人との関わり合いで起こるものです。

そうなると利害関係の集まりです。

誰かが無理を言えばそのしわ寄せはかならずどこかに来ます。

そうなると大体割を食うのが声を上げづらい若手社員になるのです。



理不尽が起こりやすい環境とは

会社にいると理不尽の大小にかかわらず逃れることはできませんが、理不尽が頻繁に起こるというのは組織風土的に問題があると思われます。

なかでも風通しの悪い組織は理不尽が横行しがちです。

こういう場合は、結局若手社員にしわ寄せがくることが多いです。

理不尽が起こりやすい環境とは?

1.社長がいわゆる「裸の王様」状態で孤立している。

2.上司がそのまた上の上司とコミュニケーションが取れていない。

3.会社の意思決定が惰性で行われがち。

社長がいわゆる「裸の王様」状態で会社内で孤立している。

社長の独裁、周りの幹部がなにも言えないくらい怖がられている場合は、幹部から正しい情報が社長に上がらないため、社長に忖度しすぎて,社長が求めてもない指示が出たりする場合があります。

上司が身を守るのに必死である指示に多少の理不尽さも感じつつまだ我慢はできます。

しかし、もっと最悪なのはその忖度が外れてしまい、180度修正する指示が出た場合は上司から理不尽極まりない指示が飛んできます。

もはや誰の何のために仕事をしているのかも分からない状況です。

これが常態化しているのであれば、会社を去ることをお勧めします。

上司がそのまた上の上司とコミュニケーションが取れていない。

上記の1に似ていますが、自分の上司がその上の上司とコミュニケーションが取れてない場合です。

例として、上司の課長がその上の部長とコミュニケーションが取れていないとします。部長はAという指示を部長にします。

課長と部長が仲が悪く、課長は部長に確認するのが面倒になり、Bと解釈します。

当然自分にはBという指示が来ますのでBという仕事をするわけです。

提出、当然Aだと帰ってくるわけでBの仕事はすべて無駄、しかも上司のせいですぐやり直しという理不尽極まりない事になるわけです


このように上司同士のコミュニケーションが取れないと若手にしわ寄せがくるのです。案件が多ければ多いほどいいように使われる形になります。

会社の意思決定が惰性で行われがち。

いわゆる会社全体が何も考えてない場合です。

強い方針もなく行き当たりばったりで会社が動いている場合、お客様やお取引先の反応によりコロコロ方針が変わるわけです。

方針がないわけですから、あっちこっちと大騒ぎ、昨日の資料はもういらない、こっちの資料作ればまた別の資料などど理不尽極まりない仕事が次々を若手に回ってきます。

このように、意思疎通不足がこのような理不尽な状況を生み、一番割を食うのがいわゆる手を動かす若手社員という事になります。



理不尽の受け止め方

指をさすサラリーマン

理不尽は多少起こるものと覚悟する。

以上のような事柄から、多少の理不尽は起こるものとして我慢しましょう。

怒りたい気持ちをぐっとこらえて、ある程度理不尽を押し付けてきた上司に貸しを作りましょう。

上司も多少も無理をいっている後ろめたさはあるはです。

ここは上司を立ててあげてください。

ただ、上司が当たり前のように理不尽を押し付けてきたり、まったく悪びれない場合はしかるべき声を上げるべきです。

理不尽だと思わない

たいてい理不尽は人間関係の歪み、だれかのわがままや失敗によりもたらされるものです

その原因は特定できるものが多いので、その人の失敗のカバーをしてあげてるくらいに思いましょう。

頼りになる人間にしわ寄せがくる

これは無理難題系の理不尽ですが、最後に何とかしてくれるだろうという頼りになる人間が割を食う確率が高いです、その理不尽な無理難題を解決できるだろう、何とかしてくれという期待からくる場合もあるのです。

上司の顔を立ててげるためにも貸しを作るくらいの気持ちで考えましょう。

会社の理不尽には耐えるもの?

理不尽は、人間の集まりである組織では防ぎようがなく若手や解決できる優秀な人間に多くやってきます。

頻繁に続く場合は消耗させられるだけなので別の場所へ行った方がいいでしょう。

特に社会的や道義的に反すると感じた場合は耐える意味すらありません。

 

ちょっとした理不尽は、組織のひずみから出るものですので、仕方ないと聞いてあげましょう。

理不尽だと正面切って上司に訴えても、上司もわかってお願いしているのです。

ただ組織的に理不尽が横行するような場合は、その場所にいるべきではないでしょう。

そのストレスは組織の根深い問題で自分で何とかできるものではありません。活躍すべき場所を変えるべきです。

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