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異動先で「合わない」と感じたら?辞める前に試すべき3つのこと

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「異動先が合わないから、もう辞めたい…」
新しい部署に配属されたものの環境や人間関係に馴染めずそんな風に考えていませんか?
人事異動は、会社員にとって転職と同じくらい大きな環境の変化です。
特に初めての異動であれば、不安や戸惑いは大きいでしょう。
しかし、「辞める」と決断する前に一度立ち止まって考えてみてください。
今回は、異動先で「合わない」と感じた時に、あなたが陥りがちなNG行動とスムーズに馴染むための具体的な対処法をご紹介します。
異動先でうまくいかないと感じているあなた、こんな心当たりはありませんか?
異動先で「仕事ができない」と思われたくなくて必死になっている
異動先の仕事が今までと異なり効率が悪いと感じ、やり方を変えたいのに理解してもらえない
異動元と比べてしまい、「前の部署では~」とつい口にしてしまう
もし一つでも当てはまるなら、それは典型的な異動後の「ダメ行動」かもしれません。
これらの行動は、あなたが新しい環境に馴染むのを妨げ、周囲との溝を深めてしまう可能性があります。

1. 「できる奴」アピールは逆効果!無理して破綻していませんか?

「栄転」と言われれば期待に応えようともし「左遷」などと言われれば挽回しようと人は新しい環境で「できる自分」を見せようと必死になりがちです。
しかしこの「できる奴だと思われたい一心で無理をして破綻する」行為こそ最も避けるべきNG行動です。
特に、「このやり方より、前いた部署のやり方の方が良かった…」という類の発言は本人は改善したい一心かもしれませんが、異動先の社員から見れば、ただのマウント取りとしか思えません。自分の部署のやり方を否定されているように感じ、反発を招いてしまうでしょう。
また、「私、前の部署では〇〇って仕事もやってて大変だったなあー」とか、「ここは楽でいいよね…」といった愚痴も慎みましょう。
「さすが〇〇から来た人は違いますねー」と言ってほしいのかもしれませんが、完全に逆効果です。
以前の部署と比較するような発言は、現に慎むべきです。
まずは今の部署のやり方を尊重し、学ぶ姿勢を見せることが大切です。

2. 「環境を受け入れず」自分を大きく見せていませんか?

異動先でうまく馴染んでいくには「環境を受け入れること」と「自分を大きく見せないこと」が重要です。
「これっておかしくない?違うよな??」と思うことがあっても、まずはその部署での仕事(環境)を受け入れてみましょう。
新しい部署であれば、作業が遅くて当然です。最初は気にせず、ひたむきに取り組んでください。
中には「遅い」という嫌味を言われることもあるかもしれません。
しかし、そこで「できる自分」を見せようと、自分を大きく見せてはいけません。
「いやー、以前の部署ではできたんだけどね…」といった言葉は異動先の人間から見ればマウントと言い訳にしか聞こえません。
「ごめんごめん、まだ勝手がわからないけど、早く覚えるね」くらいの謙虚な姿勢でいることが、周囲に好印象を与え受け入れられる第一歩となります。



異動先で信頼を築くための3つのステップ

ステップ1:まず何を言われても「受け入れる」姿勢を持つ

異動すると勝手がわからないのは当たり前です。
やり方が違うと思ってもその異動先の人も今の仕事の仕方が当たり前だと思っています。
当たり前だと思って仕事をしているのに、異動してきた人から前の部署と比べられてもうっとうしいだけです。
ですから、最初は何を言われても、ひとまずはその部署の流儀とやり方を覚えるべきです。
あなた自身がその仕事ぶりを周りの皆に認められるようになってから自分の意見を主張しましょう。
そうでないと、あなたの進言には誰も耳を貸してくれません。
事を進めるのは信用と信頼をある程度得てからです。「〇〇さんの言うことはもっともだろうね」と、周囲が耳を傾けてくれる関係性を築きましょう。これは、営業職の人であれば「商品より先に自分を売る」ということに似ていますね。

ステップ2:慌てず焦らず、じっくりと「現状把握」に努める

もしあなたがリーダーとして異動し、「この部署を変えてくれ!」という指示を受けたとしても決して急激にその組織を変えようとしてはダメです。
ドラマや映画でよくある「俺は今までのリーダーとは違う!ビシビシやっていくから俺についてこい!!」という類の挨拶でうまくいった組織を、私は知りません。
このやり方で最初はパワーで組織を引っ張ることはできますが大概は猛反発に遭い失敗します。
ですから最初の数ヶ月は現状把握をすることに努めてください。そこで組織の状況を把握し、部下たちのガードを下げることに集中しましょう。
ガードが下がってから、十分に話を聞いてもらえる土壌を作ってから徐々に変えていくことが大切です。
「今度の新しいリーダーならついていけそうだ」という関係性を築くのです。
ただし好かれたいと思うあまり部下に媚びてはいけません。
部下の話をしっかりと聞いて信頼を得てから、自分の主張をしていくのが一番スムーズです。
「え?部下にそんなことするのが面倒くさい?」
もしあなたが人格も人徳も成績も申し分ないことが社内に知れ渡っているのであれば部下になじんでいくなんて必要はないかもしれませんね。

ステップ3:信頼を掴んだら、自分らしさを出す

異動先の仕事がある程度こなせるようになり周囲の信頼を掴めれば、どんどん自分を出していって構いません。
あなたの意見や提案も耳を傾けてもらえるようになるでしょう。



まとめ:異動はチャンス!新しい自分を発見しよう

異動先では、自分を大きく見せようとせず、謙虚な姿勢で臨むこと。
前の部署と比較するような発言は厳に慎むこと。
最初の数ヶ月は、納得できなくても異動先のルールに従い、現状把握に努めること。
異動先の仕事がある程度こなせるようになり、信頼を掴んでから、徐々に自分を出していくこと。
異動は、新しい自分を発見し、キャリアを広げる絶好のチャンスです。
焦らずじっくりと新しい環境に馴染んでいくことで、きっとあなたは素晴らしい経験と成長を手に入れることができるでしょう。
応援しています!
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