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ハローワーク

【甘くない】希望退職のその後に待っていた事実と現実

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このご時世「希望退職」という言葉が現実味になり戦々恐々とされている方も多いでしょう。

私は突然発表された希望退職制度により振り切るように退職しました。

本部長からも「残ればいい事あったかもしれないのにな」と残念なのかどうかわからないお言葉を頂戴して。。。

他の退職同期も役50名近くがそれぞれ再就職に向けて動き出します。

半分近くは一括採用の会社へ決まっていました。

私は再就職支援の会社もありましたし、妻も働いており正直余裕だと思っていました。

ただ、それでも40歳という転職適齢期はとっくに超えた時期。

そんなにうまい事行くわけないのです。

前回記事

前回で希望退職制度に応募した私ですが、結局数回の面談と役員面談まで行って退職となります。そして辞めたくないといった先輩方も結局退職に追い込まれることになりました。その面談で本当の希望退職の理由と真実を聞かされ、世間知らずの私[…]

再就職支援会社の支援?を受けて、次の就職先が決まるまで慌てふためく日々が始まりました。



再就職までの時間的制約があった

今回ゆっくりと仕事を探そうと思った矢先大変な事に気づいてしまいました。

娘の保育園の規定で「職を変えた場合は1か月以内に届を提出すること」

つまり転職を1か月以内に行わないと娘の保育園が退所になってしまうということです。

当時は待機児童が問題になっていました、不正は即退所となり今後の再審査にも影響がでます。

まだ娘は1歳になったばかり、面接と言って家に置いておけず再就職支援の事務所すら行けません。

本当にこの辺の下調べが昔から甘すぎます。

さて、どうしたものか…

かといって焦って失敗したくない。

 

実際に退職の同期の方が多く就職した介護施設ですが、もう何人か音を上げてやめていったと聞かされています。

そりゃ40歳をとっくに過ぎた小売りの仕事しかしたことの無い中高年が介護の仕事なんて考えただけでもうまくいくわけがありません。

私はとてもじゃありませんが無理だと思いましたので、誘いには乗りませんでした。

ただ、1か月以内に決まらず娘が保育園から追い出されることになればそんなことは言ってられません。

再就職支援会社の顔合わせまででも退職日から2週間後なのに実質2週間で決めて市役所に届けを書いてもらうとか至難の業です。



再就職支援会社での相談

いよいよ支援会社との最初の面談です。

都内屈指のオフィスビルにあります。

 

エリートサラリーマンと同じエレベーターにどう見ても場違いな私と格好をした人間が、その支援会社の階のエレベータボタンを押します。

やはり働いていない人間はなんとなく空気感でわかるのです。

 

再就職支援会社というからには、もう次の所決めて来ちゃってくれてるのかな?位のノリでした

担当の人の挨拶がありました。

 

担当
よろしくお願いします。我々も頑張ってご紹介しますが
後はやちぞうさんの頑張りしだいですよ

え?

 

はい、頑張ります。で、どこか良さそうなところはございますか?
担当
はい、それをお伺いしたくて、今日は。で次に来られた時に何社かご紹介出来たらいいなと思いまして…
あと、求職フロアに端末がありますからそれで探していいなと思うものがあればその紙を持ってきてください。そこも当たってみます。

 

あ、そういうとこなのね? ハローワークとほとんど変わらないじゃん…

会社から聞いたところによると1人あたりに結構な金額をこの再就職支援会社に払ったと聞いています。

また適性なども事前に聞かれたようなきがしてたので、もうその場で話を決めてきてくれてるのかと思ってました。

甘すぎですね。

 

まあ思い上がりもはなはだしいのですが私

 

この思い上がりが大企業の希望退職者に多いようですね。

自分の現実を見る事が出来ずいつまでも青い鳥の大企業を探してしまい続けるようです

これじゃとてもじゃないけど一か月に間に合いません、しかも次の面談でもう一か月は経ってしまいそうな勢い。

 

子供を連れて面接に行けるのか? そんなことが出来るはずがない。

 

しかも再就職支援というけれども、ただ紹介というか自分に合いそうなところを探してどうですか?というだけでは?

自分でやるしかないのか?。ただ時間がありません

 



市役所保育課に泣きつく

こりゃ無理だと思いました、慌てて市役所に出向いて事情を話します。

「ではあと1か月だけ待ちましょう!」

なんとかあと1か月は大丈夫とのこと、でもこれで決められるのか?

このペースで、支援会社のあの感じではおそらくあと1か月で決めるのは難しそうな予感しかありません。

退職の時に声をかけてくれた介護の会社や保険の営業に行けばよかったのか… それは無理だろうと。

 

その時、私を以前呼び出して希望退職について相談してきた先輩から会おうと連絡がありました。

その先輩はあっせんで保険会社の営業に再就職していました。なんとなく嫌な予感はしていたのですが…

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つかれた社員

なあ、保険に加入してもらえないか?

先輩は一言いいました。

 

先輩
もしよければ保険に入ってくれないか?
だめだ、俺にはこの仕事が合わないのかもしれないな。
もう聞き方からしておそらく先輩じゃ無理だよと思いました。
私は先輩に丁重にお断りをし、事情を話しました。
やちこ
そうか、お前が条件的に一番いい感じかと思ったけどそんな感じか
やっぱり厳しいな。世間はさ。
一緒に退職したみんな、誰一人いい便りを聞いていません。
しいて言えば田舎に帰って家を継いだというのが一番の朗報です。
先輩、ほどなくその保険会社も退職して、その後どうなったのかわかりません。

さあ、どうする?

希望退職はやはりそう甘いものではありません。

・再就職支援会社といえどもヘッドハンティング会社ではない。
 ハローワークと同程度と考えよう。

・辞める前には諸手続きを確認すること。
 特に共働きでお子さんがいるところは保育園や学童などの規定を必ず確認。

在職中に支援サービスに登録・相談して適職を見ておくのもいいかもしれませんね

doda

さあ、期限の2か月ももうそろそろオーバーしそうです。
もう市役所にはいけません。どうしたらいいのか苦悩の日々が続きます
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